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2009/03/21

イメフォ卒展A,D,Bプログラム

昨日は渋谷のイメージフォーラムに「イメージフォーラム映像研究所ワークショップ2008年度卒業制作展」のA,D.Bプログラムを観に行きました。

もう20年近くイメージフォーラム付属映像研究所の卒展を観に行ってます。全プログラム拝見した年もあれば、1プログラムしか見られなかった年もあります。
今回はABCDの4プログラム構成。昔はGとかHプログラムまであったんじゃないかしら。

プログラムを拝見すると、ABCは一般的な映像作品、Dプログラムはアニメーション作品がメインのようです。
前述の通り昨日はA,D,Bの3プログラムを拝見しました。あと、あしたCプログラムを拝見すれば全作品拝見したことになりますが。

アニメーション作品は、普通にテレビとかでやってるセルアニメ(今はセルは使われてないようですが)の作品はなく、ドローイングアニメとか、人形アニメとか、実写アニメとか、そういう作品になります。アニメーションはさすがに作るのに手間がかかるのか、1作品数分程度のものが主です。

プログラムによると今年度の作品で8ミリ作品は1本だけ。さすがにもう8ミリ作品を作るのは大変なのでしょうか。1本でもあるのは凄いのかもしれない。

3プログラム拝見して、いちばん印象に残ったのはAプログラムの「映画はエンジン」(高野徹:作/52分/ビデオ)かな。
「セルフドキュメンタリー」のジャンルに分類される作品でしょう。家族とか身近な題材を取り上げたドキュメンタリー作品です。

5年前に離婚した両親、作者は母親のほうについていって、父親とは音信のない状態。今回、父親に会うことを題材にドキュメンタリーを作ることにして、カメラマン役の友人とともに父親の住む町へ出かけるのだけど。

しかし、親戚の経営するお店で、そのちょっと前、父親は亡くなってたと話があって。愕然とする作者。
母親や親戚、父親の死の直前まで親交のあった人たちへのインタビュー。作者が両親の離婚前、そして父親が死ぬまで暮らしていた家の風景。挟み込まれる父の撮った仕事場の8ミリ映像。母親から聞かされる驚愕の出来事。ラスト、作者の思いが一気に噴出し、という作品でした。

イメージフォーラムの卒展、セルフドキュメンタリー系の作品で面白いのが多いです。
本作も今まで卒展で拝見してきた「男のサービスエリア」「私が選んだ父」「中村三郎上等兵」などに連なる、「いなくなった人」に対するセルフドキュメンタリー系作品の良い作品でした。

ただ、今回の上映会、ちょっと考えさせられるところがあって。

私は実験映画、映像作品に関してはあまり良く解ってないと思います。また、イメージフォーラムの卒展、私はよその人間で、「見せてもらってる」という立場だと思ってます。だから、苦言を呈する立場ではないと言明する程度の苦言を呈しますです。

いや、イメージフォーラム付属映像研究所、も、その役割が変質していっているのであろうことは理解しているつもりですが…。

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