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2009/02/24

「鬼姫」

先日の土曜日は廻天百眼さんのお芝居、「鬼姫」を拝見してきました。
場所は新宿のタイニィ・アリスです。

廻天百眼さんのお芝居は母檸檬さんの音楽がフィーチャーされたり、母檸檬の花女さんのご出演があったり、清水真理さんの人形作品が使われたり、なんか知ってる界隈、好きな界隈絡みになります。
今回は昭和精吾事務所のこもだまりさんご出演というので。

今回は時代劇仕立て、人の生き血をすすり、人肉を喰らう鬼-吸血鬼の一族とそれを狩ろうとする僧侶たち、そして吸血鬼一族内部での対立と戦いという感じのお話でした。

廻天百眼主宰の石井飛鳥さんはアイディアマンであります。
今回アイディアで面白かったのは、様々なジャンルのダンスの方がご出演というところ。舞踏、ポールダンス、バレエの方がご出演でした。

今回、血のりたっぷりの剣戟が売りのようでした。
う~ん、拝見していて思ったのですが…。

チャンバラってハラハラドキドキして見るのは、「斬られたら死ぬ」ってお約束があるからではと。斬られても死なない吸血鬼同志のチャンバラだと、どこか違うような感じでした。
もちろんゾンビ映画でいくら撃っても死なないゾンビというのは恐怖を高める演出ですが、そういう方向性でもないし。

もちろん普通人のように斬られて死ぬのではなくても、頭を斬り落とされると死ぬとか、心臓をえぐられると死ぬとか、あるいは手足を斬りおとされてだんだん動けなくなるとか、動きがうごめくようなグロテスクなものになるとか、そういう方向性だったらと思ったりして。

もちろん剣舞としての面白みという方向性もあるでしょうが、それは長年の鍛錬が必要になるかと。
そして、血みどろも。スプラッタ映画クラスまで行くのは普通のお芝居だと難しいかとも思います。

こもだまりさんは鬼の大将という役どころで、さすがの風格だと思いました。

ちょっと食い足りない部分も感じました。なんて言えばいいのかな?「うまく心に届かなかった」感じ?私のコンディションもちょっと悪かったし。
廻天百眼さんはエンターティメント志向の、難解を弄んでお客さんを置いてけぼりにするような劇団ではないと思いますゆえ。

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