歌橘さん@東洋館
だいたい年末年始って毎年アパートでゴロゴロしてるものでしたが。今年はかなりお出かけが多いです。
元日は浅草の東洋館に平成21年1月初席を見に行きました。三遊亭歌橘さん、そして、運が良ければ柳家獅堂さんが拝見できるというので。獅堂さんは交互出演とか。
東洋館、浅草演芸ホールの上の階にあるホールです。以前、日本冒険小説協会・内藤陳会長ご出演のお芝居を見に行きました。もともとフランス座というストリップ劇場だったそうです。だから、入り口とかチケット売り場とか、ちょっと引っ込んだ感じにこしらえられています。
初席、午前10時から午後2時までが一部、2時から4時までが二部、4時から6時までが三部となっています。入れ替えはなしですから、その気になれば10時から6時まで8時間見られます。あと、終わってから、その下の階の浅草演芸ホール直通の階段を降りていくお客さんもいましたから、浅草演芸ホールの夜の部も見られるのでしょう。木戸銭はどうなるのか解らなかったのですが。まさか追加料金なしで見られるのかなぁ。だとするとその気になれば10時から9時まで居られる事になりますね。
ほんとは開演時間の10時からいたかったのですが。そうできるほどのコンディションではなし。獅堂さんご出演かもしれない2時からの二部から拝見しました。
残念でしたが、獅堂さんは拝見できず。交互出演のもうおひと方のほうのご出演でした。ま、昔からクジ運は悪いほうだし…。獅堂さんのお姿はまたの機会に。
今回、出演者がものすごく多いです。1時間6人(組)ぐらいですから、ひとり10分ぐらいの勘定になるかと。寄席だと前座さん以外は最低でも15分くらいは演ると思いますが。短いです。
そのせいか、ほとんどの落語家さんは“物語”じゃなくて、漫談とか小咄をなさっていました。
そういう演じ方があるというのも寄席とか落語会に行くようになってから知りました。テレビとかラジオとか本とかの落語だと、まず、“物語”を演じるスタイル、例えば「子褒め」とか「芝濱」とか「船徳」とか、しかやりませんから。そういう漫談とか小咄で高座をつとめるのを何とかというらしいですが、それは忘れてしまいました。
歌橘さんは三部の最初でした。歌橘さんは「牛褒め」をかけていらっしゃいました。
うぅむ、そういう事情でしたか…。
三部のトリ、つまり当日ご出演のトリでもあるのですが、は、三遊亭圓歌さんでした。
宮中で天皇陛下の前で落語を演じた噺家さんは3人いらっしゃるそうです。そのおひとりが圓歌さんで、その時の思い出話でした。新春公演の大トリらしい、いいおはなしでした。
これも専門用語ではなんと言うか知らないのですが、舞台係、座布団をひっくり返したり、マイクの準備、めくりをめくったりする係りの方が娘さんでした。女流落語の前座さんらしいのですが。愛嬌のある感じで、ちょっと含羞んだような笑顔で客席を見るのがかわいらしかったです。お正月らしいいい感じでした。
せっかく浅草に来たのですから、浅草寺で初詣と考えるのが普通なのでしょうが、どうも人ごみは苦手なのでそのまま帰ってしまい、アパートの近所の小さな神社で初詣を済ませちゃいました。
ほんと、寝正月じゃないお正月は数年ぶりでした。
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