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2008/12/30

詩稿:「家族」

なんか、日曜のオープンマイクの件で気もそぞろで、お休み気分になったのは昨日からでした。
081230 行きつけのスーパーのポイントがだいぶ溜まったので、ビールを1ケース買いました。去年も今時分売られていておいしかった琥珀ヱビスです。
これがお正月休みの贅沢。
あと、故郷の妹が送ってきてくれたお酒もあるので、正月休みは酒はたっぷりかな?あとウィスキーが1本欲しいですが。

ま、例によって例のごとくのひとりのお正月です。わびしいっちゃわびしいけど。
お正月っぽい事はほとんどしないつもりですが、大晦日はおでんでも炊いて、ひとり静かに新年を迎えたいと思ってます。

さて、日曜日にリーディングした詩ですが。
公開しようかどうしようか迷いましたが、公開します。

自分的にもあまり痛々し過ぎるような気がしますし、情けない感じがしますし。
また、なによりも、“詩”になってないなぁと思います。もっと技巧を入れるべきだったと。
しかしまた、カミングアウトすることで、自分の抱えているものを口にして、ちょっと気が楽になったような気もします。

今回、「お客さんの反応」らしきものをかすかに感じました。
たぶん、舞台に上がることの愉しみ、そして人が舞台に上がることにはまるのは、これのせいかなとちょっと思いました。
「人はなぜ舞台に上がるのか」それが少し解ったような気がします。

という訳で公開してみます。

「家族」

僕は、どうも家族というものをうまく持てずに来ました。
故郷の両親との家族、そして、僕が作るべきだった、僕じしんの家族、
どうもうまく作れませんでした。

なぜそうなってしまったのか、時々考えます。

どうやら、僕は誰かといつも一緒にいるのが苦手のようです。
ひとりじゃないと落ち着けません。

ふるさと、僕にはとてもいたたまれないふるさと。
愛憎ともに深く抱え込んでしまったふるさと。
僕はいつ、ふるさとを前を思い出の中に落ち着かせ、愛することができるのだろう。

故郷では、僕はいつもうつむいていて。

お母さん、僕はお母さんの老いていく顔を正視することができません。

お父さん、僕はこの歳になってやっとあなたの弱さがわかりました。
その弱さゆえ、僕につらくあたっていたのだと、やっと理解できました。
でも、お父さんが弱くなっていくのを見るのは、僕にはとても辛いです。

だから、僕は故郷ではいつもうつむいていて。

そして、僕は、僕自身が作る、新しい家族も作れませんでした。
どうやら僕は「繋がれない」人間のような気がします。
人とうまく繋がれない人間だと。

差し伸べてくれた手はうまく握れず、
誰かにつかまろうとすれば、変なところをつかんでしまい、
迷惑をかけてしまったり。

だから、ひとりがいちばん落ち着きます。

僕は孤独の中、安住し。
孤独はわが顔慣れた相棒。

僕は、孤独についてよく知っています。
孤独の中、安住する気安さを知っています。。
そして、孤独が、どのように人の心を蝕むかも知っています。
そしていつか、それが僕を壊すのを知っています。

孤独、それはいつか僕自身を壊す、気安い安住。

いつか、僕は僕自身の家族を作らないといけない。
そして、そこでまどろむことを夢見ます。
それは、希望ですが。
しかし、希望というものはまた、絶望とセットになっていることを知っています。

しかし、僕は、希望を杖にしないと生きていけないことを知ってます。
その希望が絶望をもたらし、また僕をちょっと壊すのを知りつつも。

どうしてそうなってしまったのか、時々考えます。
どうして普通に人と接し、仲良くなり、恋人を作ったり、家族を持てないのか考えます。

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