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2008/12/29

寺山修司のお蔵出し

土曜日は高円寺のMatchingMoleさんへ。
去年に続き今年もかわなかのぶひろ先生の寺山修司関連作品お蔵出し上映会という事で。

前回はオールナイトありのロングラン上映会だったのですが。今回は昼夜2プログラム制で、上映作品は別、という形でした。もちろん昼夜通しで拝見しました。

上映作品は、昼の部が、
「Talkie Film」(74年作品 8ミリ→DV 7分)
「天井棧敷のひとびと」(93年 8ミリ→DV 15分)
「寺山修司のエロチックな午後」(94年 ビデオ 70分)
そして、夜の部が、
「映像書簡9「寺山修司がいた」」(08年 DV 28分)
「市街劇ノック」(75~07年 DV 52分)
でした。

プログラムは基本的に去年の上映会と同じでした。
ゲスト作品、岡本一樹さんの「世界の涯て」の上映が今年はなかったくらいなのですが…。
えらいおまけがついてきました。

「Talkie Film」。1巻3分(でしたか?)の8ミリフィルムの一発撮り・無編集の作品です。2部構成で各1巻というかたち。
エンパイヤステートビルディングの絵葉書とかをモチーフに、かわなか先生お得意の「スチールをムービーで撮る」という趣向の作品。
2巻構成の最初のが、BGMがオーヴァー・ザ・レインボーで、2巻目に寺山修司の「アメリカよ!」という詩が、寺山修司自身の朗読で収められています。

「天井棧敷のひとびと」。これは、演劇実験室◎万有引力の皆様ご出演で、寺山修司が映画を撮ったらこういう風になるのかしらという意図で作られた作品です。パスティーシュというか。

「寺山修司のエロチックな午後」。かわなか先生が横浜美術館で寺山修司についての講演を依頼されたけど、講演じゃつまらないというので、万有引力の協力を得て、お芝居仕立てにしたというイベントの記録映像です。寺山修司の実験映画、「ローラ」の上映とか、万有引力による寺山修司のお芝居の名場面集、それから「審判」の上映。

「映像書簡9「寺山修司がいた」」。かわなか先生と萩原朔美さんの映像による文通、「映像書簡」シリーズの寺山修司をモチーフにした作品。森崎偏陸さんのインタビューとか、「青ひげ公の城」セットと万有の皆さんとか、寺山修司が幼少期を過ごした三沢の風景とか、三沢の寺山修司記念館の様子とか。

「市街劇ノック」これは75年の天井棧敷の公演、「市街劇ノック」の記録映像です。
11月に松山で市街劇「人力飛行機ソロモン 松山篇」を拝見したのですが。そのあとから拝見するとまた感慨深いです。ソロモンは市のイベントだったのですが、ノックはほんと、ゲリラ、犯罪スレスレというか犯罪に片足突っ込んでいる部分もあって。

それと、映像特典として、映像作品までは仕上がってないけれどという断りがあって、かわなか先生秘蔵の映像の公開もありました。

寺山修司の死去を伝えるニュース映像。
そして、寺山修司の納骨式の様子。これはかわなか先生の作品のモチーフとしては拝見していましたが、まとまってきちんと拝見するのは初めてです。
そして、寺山修司の十七回忌の映像。これは初見。むちゃくちゃ貴重な映像でした。

今回、萩原朔美さんとかわなか先生の対談がありました。濃ゆい話が飛び出す飛び出す。
とても面白かったです。

という方向で、今年もかわなか先生のお蔵出しを楽しみました。
来年もあるといいなぁ。

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