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2008/12/03

松山の市電の話

まだ帰省~松山行きのはなし、ネタがありました。

市街劇『人力飛行機ソロモン 松山篇』を観に松山に行った訳ですが。
よく考えたら四国の土を踏んだのは初めてでした。母方の祖父の出生地の淡路島とか、厳島神社へ家族旅行でお参りに行ったりしましたが。四国本土は初めてです。
四国についた朝、深夜バスの車窓に写る四国の道端の植え込みとか、ちょっと色合いが違うなぁとか思ったりしたけど。思い込みだったかな?

ま、ともかくも。

松山には路面電車、市電が走っていました。運行されている車両は極端に新しい車両と極端に古い車両が混在しているような感じです。古い車両に乗り込んでみると、昭和28年製造というプレートがついてたりしてびっくりでした。パーツとかまだあるのかしら。

081203_1 新型は床が低い、乗り降りしやすそうな車両でした。その新型車両のほう、屋根に妙なフレーズが書かれていました。何しろ市街劇の最中で気ぜわしく市内をうろついていたので、うまく写真が取れたのはこれ1枚だけですが。もっとキているフレーズもありました。
そのフレーズ、妙な異化作用がありました。その“ことば”の放つオーラが周りの空間を異化していくような、そんなインパクトがありました。

どうやら「ことばのちから」という市のイベントで松山市民から公募されたフレーズらしいのですが。
うん、こういうのをつけた市電を走らせるぐらいだから、市街劇公演もアリなのだろうなと思いました。

いっそのこと市街劇のあった日は寺山修司のフレーズを書いた電車を走らせて見てはどうかなとも思ったりして。短歌でもいいし、何か著作の一説でもいいし。
「お母さん、私をもういちど妊娠してください」なんてフレーズの書かれた市電を見かけたら、その場で座りションベンを漏らしそうですが。

081203_2 あと、松山の市電には「坊ちゃん列車」というのも走っていました。松山を舞台にした夏目漱石の「坊ちゃん」にちなんだものだそうです。
ちっちゃな蒸気機関車型の機関車と、軽便鉄道のような小さな客車の列車です。客車はお客さんが少ない時間帯は1両、多い時間帯は2両引っ張っているみたい。で、機関車は蒸気機関車型なのですが、ディーゼルエンジン車みたいです。料金は普通の市電と同じかどうかわからないのですが。乗ってみたかったけど、乗り合わせる機会も、乗る時間を作る余裕もありませんでしたが。

市電は松山市駅前で行き止まりなんで、折り返すわけですが。で、普通の市電なら、前後に運転台がついていますから、反対側の運転台に運転手さんが移動して、反対側の線路に入って行けば折り返しができますが。坊ちゃん列車は機関車が先頭じゃないと運行できないわけで、面白い作業をしていました。

081203_3 松山市駅に着くと、まず機関車を切り離します。で、ターンテーブルで機関車の前後をひっくり返すのですが。このターンテーブルが機械式じゃなくて、人力式です。ふたりがかりで回します。で、客車のほうも乗務員さんが手で押して機関車の後ろに繋ぎます。
この人力感覚が何となくほほえましかったです。

ほんとあわただしかった松山市滞在ですが、また機会があれば訪れてみたいですね。
道後温泉も松山市街から指呼の間です。ま、もっと鄙びた場所のほうが温泉街としてはいい感じかもしれませんけど。もっと土地の物も食べてみたかったです。

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