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2008/12/24

『トーフ、西へ行く』

昨日は演劇実験室◎万有引力のアトリエ公演、『珍味な実験劇 トーフ、西へ行く』を観てきました。
場所は祖師ヶ谷大蔵のレストラン、ローマキャフェーさんでした。
ローマキャフェーの場所はhttp://local.yahoo.co.jp/detail/spot/00f37ff856977af6b38cda63de023985/です。

万有引力は毎年今時分、ローマキャフェーでアトリエ公演があるみたい。私は2005年の『錬劇降誕祭』を観に行った事があります。2006年、2007年は行かなかったのですが。
ま、クリスマスシーズンの外出は苦手です。盛り上がってるカップルとかクリスマスの飾りつけとか目にするとコンチクショーですから。三上寛さんの『小便だらけの湖』じゃないけど、「街に出ると くやしくなるから」ですから。だいたい今時分は引きこもりが悪化します。
ただ、今年はそろそろ(カップルいちゃつきバカ騒ぎという意味での)クリスマスに対するスルー力もついてきたかなと感じられてきて。で、お出かけする事にしました。

ローマキャフェーさんはイタリアンレストランになるのかな?いい感じの場所です。ただ、そういったお店は、クリスマスシーズン、書き入れ時だと思うのですが。お芝居に場所を提供するの、凄いなと思います。ただ、鰻屋さんなんかでも土用はお客さんが来過ぎて困るからあえて休むというところもあると聞きますし、そういう事なのかもしれませんが。

いや、閑話休題。

『トーフ、西へ行く』。寺山修司の奇妙な書物を紹介したエッセイ集、『不思議図書館』で紹介された本のタイトルかと。ちょうどヒッピームーブメントの起こった頃、ヴェジタリアンブームの流れで、豆腐という食材が注目され始めて。豆腐を素材に使った西洋料理のレシピ集として海外で発行された書物のようです。『不思議図書館』は大好きな本で、何度も読んでいたので思い出しました。

さて、祖師ヶ谷大蔵へ。

『錬劇降誕祭』では、ローマキャフェーの店内は片付けられ、お店の四周にお客さんの座るスペースがあったとき記憶しています。今回もそうかなと思っていましたが。店内に入ると、テーブル席がそのままあります。そして、それぞれの席には、お皿とナイフとフォークがセットされています。

今回は、客席のスペース、カウンターの上、そして時には客席のテーブルの上まで使ってのお芝居でした。

タッチは今までの万有劇と同じく抽象劇というか、レビュー風というか、エッセイ集風というか、詩集風というか。寸劇集みたいな感じ。豆腐屋の夫婦の話を縦糸に。

やっぱり目の前で、舞台客席という関係の存在しないスペースで、目の前で繰り広げられるお芝居、面白いです。

劇中、『不思議図書館』の一節っぽいシーンもありました。『トーフ、西へ行く』について書かれた部分とか、犬にまつわる書物を集めた章からの引用とか。エッセイの演劇化というのも面白いですね。っていうか、エッセイをお芝居にしてしまうのって、凄いセンスだと思います。

今回、パンと牛乳をお客さんに食べさせるシーンが久しぶりにありました。いっしょに何かを食べるってのは儀式だなぁと思いましたよ。古事記のイザナミも黄泉の国の食べ物を口にしてしまったから、イザナギが迎えに来ても帰られなくなってしまったのだし。万有のパンを口にしたお客さん、口にしなかったお客さん…。

という方向で、お芝居、楽しみました。こういう劇場とは比べ物にならない狭いスペースで、少人数で拝見するお芝居というのもほんと面白いです。

終演後の打ち上げがありました。夏のアトリエ公演、『歌うシンデレラ』でもありましたし、他の劇団のアトリエ公演でもありました。アトリエ公演につき物なのかしら?『歌うシンデレラ』の打ち上げは、夏バテが極地に達していて参加せずに帰ったのですが、今回は参加しました。そういうファン同士とかでお話しする機会なんて初めてです。面白かったです。料理もおいしくて、どうもありがとうございました。

ほんと、楽しい一夜でありました。
これでクリスマスにもくじけずに生きていけます(爆)

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