リサとガスパール&ペネロペ展
これも帰省中の話。
妹が甥っ子を連れて来ていて。で、甥っ子が行きたがってる展覧会があるので、みんなで行こうという話。まだ小学校低学年の子供が展覧会に行きたがるというのは、栴檀も何とやらかしらと思いました。
で、親父の運転する車で美術館へ。何の展覧会かと思ったら「リサとガスパール&ペネロペ展」。ちょっとギクリとしました…。
いや、「リサとガスパール」はちょっと心の傷跡に触れる物件なので…。
でも、こういうかたちでリンクするとはねぇ…。
ほんと、ご縁というのは不思議な方向からやってくるもの。
そういえば無力無善寺にもリサとガスパールの絵が飾ってあったなぁ。
無善法師さんもお気に入りなのかしら?
リサとガスパール。ウサギみたいな犬みたいな、でもウサギでも犬でもない動物キャラ、女の子のリサと男の子のガスパールが主人公の、フランス在住のゲオルグ・ハレンスレーベンとアン・グッドマン夫妻による絵本のシリーズ。
あと、ペネロペというのは初見です。これもまたおふたりの人気作とか。こちらは青いコアラの女の子が主人公です。
展覧会自体は楽しかったです。私だってこういう絵柄、好きですし。お話とかあまり知らないけど。
絵本の原画とかスケッチとかありました。原画にはどんなお話かキャプションがありました。
やんちゃなふたりがちょっとしたトラブルを起こしたり、感じたり、でもめでたしめでたしというお話が多いみたい。
そういうのって大切だと思います。トラブル-つまり、“世界”と葛藤して、世界の手触りを知り、そして、世界を受け入れる、あるいは世界に受け入れられる、世界と自分とのスタンスを体得する。それは人が成長する際に必要なことかと。
あたしはそれがうまくいってない部分もあったのかもしれない。トラブルとか恐れて萎縮し過ぎたり、トラブルを起こして凹みすぎたり。そういう子供時代だったと思います。人生完璧じゃない、トラブルも起こるもの。トラブルも受け入れること。そして気をとりなおすこと。そういう訓練が出来て無かったような気がします。
物販コーナーでグッズをいろいろ買っている家族を横目に、そんなことを考えていました。甥っ子もたくさん絵本とか買ってもらったみたいです。
そういう経緯があるので、私自身はリサとガスパールの絵本やグッズを手元に置く気にはなれないけれど、いいものだとは理解します。ほんとの事言えば、けっこう好きです。
胸が少々チクチクしますけどね…
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