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2008/11/04

流鏑馬を見に

昨日、月曜日は明治神宮に流鏑馬(やぶさめ)を見に行きました。
流鏑馬、疾走する騎上から矢を射て的を撃ち抜く神事ですね。

興味はあって。

大学時代、中央アジアの古代騎馬遊牧民の講義を取りました。スキタイとかそういうの。馬上から矢を射る戦術を持ってた民族なのですが。鐙(あぶみ)の発明が重要だったみたい。馬上で鐙を踏ん張って矢を射たり、武器を振り回せるようになったそうです。流鏑馬はその実際例である訳で。
あと、明治神宮も。上京して二十数年。いちども明治神宮には行ったことがありません。原宿駅とかから見える、うっそうとした森の風情には惹かれていたのですが。

ただ、やっぱり重い腰が上がらなくて。今回、ある方の手引きにより、やっと思い腰を持ち上げました

場所は明治神宮西参道だそうです。調べると小田急線の参宮橋が最寄り駅みたい。参宮橋から西参道へ。人の流れについていって。

明治神宮はお祭りらしいです。西参道のところどころ、広場があるのですが、合気道とか剣道の演武をやっていました。そのひとつとしての流鏑馬みたい。

午後1時からみたいでした。30分前くらいに着きました。先に用を足しておこうと思って、神宮のトイレに行ったのですが、神宮の前の車溜まりにたくさんの外交官ナンバーの車が停まってました。どこの国なのかな?さすが明治神宮です。

流鏑馬自体は午後1時からみたいなのですが、神事ですので、ゆったりとしています。1時前くらいに行列が明治神宮に向かいました。馬上の人、射手、それだけじゃなくて的を捧げ持った人とかもいて。神宮で何か儀式があるみたい。ま、神事だからあたり前っちゃ当たり前ですが。(ところで、境内に入るなら、普通は馬から下りないといけないと思いますが、こういう場合はどうなんでしょう?)
会場に着いても儀式があって、実際に流鏑馬の競技が始まったのは2時ちょっと前くらいかなぁ。

あまり詳しいルールは解りませんが。馬を走らせる縄で区切ったレーンがあって。的は進行方向左手に3つあるみたい。だから、客席からは馬が左から右に走る事になります。的はブルズアイというか、同心円型の的。五色に塗られていて。それは五臓六腑の五臓の色だそうです。この的は背後に花が飾られていて。それは失中を恥じて自害した武士にちなんだもののようです。

射手(「いて」と読みます。ちなみに私は射手座)は12人かな。それが2チームに分かれて。馬は6頭だったみたい。だから、1頭の馬をそれぞれのチームのひとりづつが騎乗するかたちです。ひとり2回流鏑馬をします。

それが予選みたいで。あと、予選を通った6人がまた2度流鏑馬をします。その時の的はブルズアイタイプじゃなくて、素焼きの丸いお皿?を2枚合わせて中に紙ふぶきの入った的です。最初の的よりだいぶ小さいです。矢が当たるとお皿が砕けて、中の紙ふぶきが舞います。命中しただけではダメで、お皿が砕けて中の紙ふぶきが舞わないと命中と判定されないみたい。

何しろ人込み越しに見ているので、装備とかよく解らなかったのですが。もちろん馬具は和式だそうです。鐙は洋式のDの字に足を通すタイプじゃなくて、べろんと出した舌みたいな形だそう。そっちの方が踏ん張りやすいそうですが、踏ん張りを緩めるとすぐ外れてしまうそうです。

で、流鏑馬のときは、鞍には着座せず腰を浮かべて、鐙を踏ん張ったかたちになるそうです。そうすると馬の上下動で狙いがぶれたりしないとか。これはオフロードバイクの乗り方ですね。オフロードバイクも荒地を走るときはシートに着座せず、腰を少し浮かせてステップに踏ん張るようにして、軽くニーグリップを利かせて乗ります。そうしないと荒地のデコボコで暴れるバイクに振り回されてコントロールがきかないので。そうやってデコボコで暴れるバイクを下半身で受け流しながら、上半身は安定させて乗ります。…あぁ、書きながらまたオフロードバイクを乗り回したくなりましたよ。

やっぱり疾走する馬から的を狙うのは難しいらしく、3つの的ぜんぶに命中させるのはまれでした。あと、的係りの人が、けっこう的に近い場所にいるのがちょっと怖かったです。何かミスがあったら矢が飛んできそうで。ま、皆さん十分な修練を積んできた方々で、そこまで初心者的なミスは起こりえないのでしょうが。でもなんか遮蔽物とかあったほうがいいような気がしますが…。

2チームに分かれますが、チーム優勝とかはないみたい。個人優勝というかたちです。で、その人が的を捧げ持って。奉行の人がその的を(穢れているからみたいですが)、扇子の骨を通して検めるというのが優勝の儀式みたい。そして、選手(という言い方はおかしいでしょうが)さんとお手伝いの皆さんがお神酒を頂いて終わりというかたちです。

ほんと、ゆったりしていて。最初の騎射が終わったくらいで見物の人はだんだんといなくなってしまいました。で、おかげで、前の方で見られました。

もっと装備品とかよく拝見できたらよかったのですが。本身かどうかはわかりませんが、刀もつけているみたい。で、刀の鞘とか足に鹿の毛皮のカバーがかけられています。保温か、他に理由があるのかは解りませんが。保温だったら刀の鞘にはつけないと思いますし。防水かしら?

私はもちろん馬術なんかの経験はないし、競馬にも行かないので、馬の疾走音とか耳慣れなくて、迫力でした。
お馬さんも触ってみたかったなぁ。角砂糖とかあげてみたかったなぁ。
とまれ、面白かったです。ほんと、動いている乗り物からの射撃は難しいと思います。

それからやっぱり明治神宮に参拝して。原宿駅側の出口へ。ほんと久しぶりにだいぶ歩きました。参道を出たときはへとへと。でも、そのくらいはいつも歩くようにしないといけないんだろうなぁとも思いましたが。参道の原宿側の出口にはゴスロリ姿の人がたくさんたむろっててちょっとびっくり。原宿駅から電車に乗って帰宅。

明治神宮もまた行きたいと思いますし、流鏑馬もまた見たいなと思います。都心にこんな鬱蒼とした森があるというのは驚きです。どこかの山の中にいるような気持ちになりました。なんか、有料で入れる庭園みたいな場所もあるみたいなので、今度はそっちも行ってみようかと思います。流鏑馬ももっと早い時間に行って場所取りをして、もっときちんと拝見したいと思いました。

あと、面白かったのが。明治神宮の杜にいると、もちろん禁煙と思って煙草は吸わなかっただけど、森の中だと吸わなくてもイラつかずに平気でいられるって事でした。やっぱりタバコを吸わなくても森林浴の有効成分・フィトンチッドが気持ちを落ち着けてくれるのかもしれません。ただ、純度の高いフィトンチッドは毒だそうですけど。

そういえばきれいな衣装を着た子供たちの姿もちらほらでした。もう七五三シーズンなのですね。かわいらしかったです。

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