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2008/11/19

お香が好き

何度か書いていますが、高円寺でお香が安いお店を見つけてちょくちょく買っています。
高円寺駅南口のPAL商店街をずっと下って、アーケード街が切れて、MatchingMoleさんに折れる道も過ぎて、ちょっと行ったところ。6月にタカハシカオリさんの展覧会に向かう途中で見つけたんですが。

お香がひとつ百何十円か。えらく安いです。もっと安いところは新宿駅西口のテキ屋さんでひとつ百円というのを見かけたことがあります。ただ、コンスタントにやってるかどうかわからないので。私は店仕舞いの処分価格だと思ったのですが、どうもマイミクさんの日記によるとそのあともお香百円のテキ屋さんは新宿駅西口界隈であるみたい。

ほんと、びっくりするぐらい種類があって。定番的なお気に入りと、ちょっと試しに買ってみたりするのと、いろいろ買い込んでます。

まぁやっぱりお部屋の匂いは気になります。今住んでるアパートは前の人の匂いかしら、独特の匂いがする時があります。それはあまりいい気分じゃないので、お香を焚いたり、消臭剤を使ってます。もちろんあたしの匂いも染み付きつつあるんじゃないかなとも思うのですが。それは自分じゃよく解りませんね。お客さんも呼んだりはしないし。

引っ越した当初は「せっかく広い、設備も整ったアパートに引っ越したんだから、いつかお客さんを呼ぼう。いや、彼女を作って呼ぼう。なんだったら同棲に持ち込もう。」なんて野望を持っていたのですが、ま、無理ですな…。

いやいや…。

初めてお香を買ったのは、灰野敬二さんのライブがきっかけです。灰野敬二さんはライブにいつもお香を炊き込めていて。で、ちょっと興味を持って。当時知り合いだった方がスタッフにいらして。使ってるお香を教えてもらって、お店に買いに行ったのが最初です。灰野敬二さんらしい、神秘的な香りがします。

ただ、それを置いてあるお店はちょっと行くのが面倒な場所になってしまって。そして、お店の人に頼んで奥から出してもらうような貴重品みたい。だから、さすがにそこまでは手が回らなくて、ちょくちょく行く街、高円寺で、出かけたついでに手に入るものにしています。

081119とりあえず手元にあるお香はこんな感じ。左から「THE MOON」「The SEA」「RAIN FOREST」「POEM」「Sandal Gold」です。
右端は今使っているお香立て。穴にお香を挿して、お香は斜めに保持されるかたちになります。そして、灰受けにお香の灰が落ちるようになってます。これも日本のお香立てと違うところですね。私の使っているのは、お香立ての灰受けの下にお香を入れておくスペースがあります。

インドのスティック状のお香はお香だけを棒状に固めた日本のお香と違って、竹ヒゴ?を芯にして、お香を塗った形をしています。だから、日本のお線香と違って、竹ヒゴの燃える匂いが若干混じってしまいますが。
この竹ヒゴの太さがまちまちで、これがさすがインドという、イイ加減な感じがして面白いです。ま、お香立てにうまくつかない場合もあって、細いときは二つに折ったり、太い時は削ったりしなきゃいけないんですが。

「THE MOON」は瞑想系の、神秘的な香りがします。アロマ的というか、硫黄温泉の匂いみたいにむわっとくるというか、そういう感じで香りが漂ってきます。これはお気に入り。
「The SEA」は、どうやら日本向けの製品みたい。矢羽模様と亀に乗った恵比寿様が日本情緒です。あと、裏には日本語での品名表示もあります。さすが日本向けらしく、この品物はお香の芯の竹ヒゴの太さとか揃ってます。高品質であります。
「The SEA」は淡い、甘い匂いがします。スイカみたいな淡い甘さ。浜辺でのスイカ割り、飛び散ったスイカから漂う甘い匂いのような感じかな?だから「The SEA」なのかしら?夏はよく焚いていましたが、寒い季節には向いてないような気がします。
「RAIN FOREST」は確かに森の緑の匂い、雨の森の匂いがします。初めて焚いた時はびっくりしました。
「POEM」は甘い匂いと、どこかピリっとしたものを感じさせる匂いです。確かに「POEM」かな?
「Sandal Gold」。Sandalとは白檀のこと。日本のお線香でもおなじみの白檀系の匂いです。その、灰野敬二さんのライブで使われているお香も白檀系なのですが。そのお香よりはちょっと落ちるかもしれません。でも、瞑想系の、いい香りです。
実は白檀系の男性用のコロンを探しているのですが…。何かいいのがないかしら?

ほんと、お店にはとてもたくさんのお香があって。もっといろいろ試したいです。
ロバート・R・マキャモンの『マイン』、元・ヒッピー崩れのテロリストが過去を回想する時に漂っていたストロベリーのお香(だったかな?)。ストロベリーのお香は置いてあるのを見つけたので、いつか買おうと思ってます。

しかし、やっぱり、本に出てくるインドのお香でいちばん印象的だったのは辺見庸の『もの食う人びと』でした。『もの食う人びと』は、辺見庸が、まるで自身の胃袋を十字架にかけるようなルポルタージュでしたが。インドの、貧民向けの、残飯を食わす場所があるそうです。そこでは、残飯の腐臭を紛らわすためにお香が焚かれていたとか。

ま、そうですね、お葬式でお香を焚くのは死体の腐臭を紛らわすためだったのが始まりかもしれません。
私が部屋でお香を焚くのも、腐りかけている私の匂いをごまかすためかもしれませんな。

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