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2008/11/26

下関comさんへ

帰省中の話ですが。下関のcomさんというカフェ&バーに行ってきました。
お店をやっていらっしゃるのはnaoさんという方です。以前ramstedさんとして音楽活動をされていました。

ramstedさんのライブは東京で1回か2回、九州で1回拝見しています。
東京のライブは独唱パンク関係だったかと。九州でのライブは北九州シェルターという夫や恋人のDVに悩む女性にセーフハウスを提供する団体のイベントだったかと記憶しています。

そのイベントではフェミニズム的な部分もあって。例えば、女性に対して、「自分の体、自分の性器をよく見てあげよう、触ってあげよう、可愛がってあげよう」というようなお話もありました。女性は、自分自身の性を怖がって、自分じゃ触ったり見たりするのも怖い人がっけっこう多いという話です。自分で見たり触れたりするのが怖い部分を恋人や夫に見られたり触られたり、あまつさえ挿入されたりするわけですから。それはとてもよくないことなのだろうと思います。

そして、自分を愛する、ということかな?DV被害にはまり込んで抜けられない人は、自己評価が著しく低いという話も読んだことがあります。わたしは男性ですが、そういうお話、身に沁みました。わたしが抱え込んでしまっているトラブルも、自己愛の低さが原因のような気がします。かといって自己愛を取り戻そうとすると私は訳のわからない自己中心ナルチシズムにはまり込んでしまう部分もあります。自分を愛するのは難しいことです。私にとっては。

いや、閑話休題。

ramstedさんのライブスタイルは、エレキギター弾き語りと記憶しています。ただ、ヴォーカルマイクとギターの出力系統を2系統用意して、それぞれにエフェクトをかけた音を重ね合わせるスタイルと記憶しています。不思議な世界です。
音源自体は『独唱パンクオムニバスVol.3』に入ってるのしか持ってないのですが。

naoさんはもうライブ活動は余りなさってないのかしら。独唱パンクご出演もここのところなくて、ちょっとさみしいのですが。やっぱり地元の人がご出演というのは嬉しいことです。
故郷に対してはアンビバレントな感情を抱いていて、帰省してもかえって疲れてしまう私ですが。そして、東京でどう生活しているか、今回の帰省でもほとんど話さなかったし、詮索されそうになると逃げたり、機嫌を悪くしていました。今の暮らし、例えばここでこういう文章を書いているの事でさえ、家族に知られたくはありません。正直な気持ち。

いや、ふたたび閑話休題。

関門トンネルをくぐって下関へ。親父の運転する車に乗って下関は何度も行ってますが、自力で下関に行ったことは少ししかありません。下関駅は東側に街が開けているようです。大丸とかありました。西側は少し行くと海になっていて、海の向うは彦島。たぶん、桜庭一樹の『少女には向かない職業』の舞台になった場所だと思います。

開店時間前に下関駅についたので、comさんの場所を確認してから東口側の大丸のスターバックスでコーヒーを飲んで時間を潰しました。駅の脇で路上ライブをやっている人がいました。故郷にいた頃の自分でしたら、あまりそういうのは見かけなかったし、ただうるさいなぁと思うだけだったでしょうが。今は高円寺とかでよく見かけるし、いい人はいいなと思うようになりました。

開店時間になったので、改めて西口からcomへ。西口側は殺風景です。ぽつりぽつりと飲食店、そしてワシントンホテルがある以外はあまりお店もありません。そういうくらい道すがらに、ほっこりと明りのついたお店がcomでした。

081126 通りに面して大きな窓。ガラス張りのドア。オープンな感じ。
入り口を入ると自然木のカウンター。それからテーブル席がいくつか。テーブルはみんな形が違います。椅子も何種類かありました。
壁は上が白、下が淡い緑。紗がかけられた、黄色味がかったほっとするような照明。なんか程よく明るくて落ち着くお店でした。低くかけられた矢野顕子?がぴったりと似合う感じ。

いや、まぁ、naoさんは数回ライブを見に行ったくらいの方ででそう親しい方でもないですし、ちょっとお話したくらいですが、でも、いい感じの方でした。

母親が夕食を作って待っているので、料理をちょっと、それからビールとイタリアのヌーヴォーワイン、ノヴェッロを飲みました。料理もお酒もおいしかったです。

1時間もいない、あわただしい滞在でしたが、楽しかったです。
こうやって東京のことと故郷のことを少しづつ混ぜていけば、今は分裂症気味な東京の私と故郷の私とうまく統合できるかもしれないなぁ。そうなれたら東京でも故郷でも居心地の悪さを感じなくなるかもしれません。

ただ、間に合うのかどうか…。

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