デリシャ@みたままつり
日曜日は靖国神社の「みたままつり」に行ってきました。デリシャスウィートスさんと蛇女の小雪太夫さんの見世物小屋を拝見しに。
市ヶ谷駅で降りて靖国神社へ。小学校高学年か中学校低学年ぐらいの男の子と女の子のグループがいました。なんか女子と男子が別れてダマになってます。男の子たちは普段着っぽくて、女の子たちは浴衣姿で唇に紅をつけて。男の子たちは先にさっさと行ってるようで、女の子の中のひとりが男子たちを呼び止めていて。なんか微笑ましかったです。あの頃に還りたい、なんてね。
ホテホテ歩いて靖国神社着。
まずはやっぱりお参りです。親父の長兄はここにいらっしゃるのでしょうか。戦死ではなくて乗っていた戦闘機の事故で亡くなったそうですが。いらっしゃるのなら、お願いすることはただひとつ、でした。
靖国の英霊たち。思うことは無善法師さんの歌の中にあることと同じ。
「こんな日本になるために、君たちは散っていったのか!」
です。残念ながら。
無善法師さんのおっしゃるごとく、弱いものは、貧しいものは、死ねと言っているようなこの国の今。かつてこの国の人はもっと温かい心を持っていたはず。それが“経済”にすっかり毒されて。
いや、まずこの国は「和をもって尊しとなす」国でありました。それが米国にレイプされるように開国させられ、その反動で「西欧に追いつけ追い越せ」と狂奔し、そのあげく、他国を侵略し、戦争に突入してしまい。そして、戦で負けても経済戦争にのめりこみ。その挙句、疲弊しきって、虚脱してしまったような今日の日本。
「マッチ擦るつかのま闇に霧深し 身捨つるほどの祖国はありや」
いや、落ち着いて。お祭りなんだから…。
みたままつりのデリシャさんたちの見世物小屋も3年ぶりです。また見に行こう見に行こうと思いつつ。
見世物小屋は3年前と同じ場所にありました。
構成はデリシャスウィートスさんの歌とダンス、そしてマジックのショー、それから小雪太夫さんの蛇女ショー、でした。だいたい20分交互くらいでした。
3年前は見世物小屋の常套句、「お代は見てのお帰り」で、小屋を出るときに木戸銭を支払うシステムでした。今回は入場のときに払うシステムでした。ちょっと世知辛い、かな。払おうとしないお客さんとトラブルがあったのでしょうか。
見世物小屋は熱気ムンムンでした。ま、エアコンなんてもちろんないし、換気も大してないし。
デリシャスウィートスの皆さんも汗まみれでした。でも、汗に濡れた様子がちょっとセクシーだったりして。
小雪太夫さんの蛇女ショー。今回はテストを兼ねて数日前に買った携帯、NM705iで撮ってみましたが。ちょっと暗いとシャッタースピードががくんと落ちるみたいですね。小屋の中だとこんな感じになってしまいました。カメラレンズに保護シートをつけて暗くなったかもしれません。ここらへんはまた研究してみましょう。
小雪太夫さんの芸は鼻から口にボールチェーンを通すのと、蛇を食いちぎるのでした。これは3年前に拝見したときと同じでした。
3年前は生きた蛇を食いちぎってましたが、今回は前のステージでもう頭を食いちぎった蛇を使い回ししてました。3年前に拝見した時は、蛇もそこそこのお値段だろうに1ステージに1匹ツブしてるのかなぁと思ったので、こういうスタイルの方がいつものスタイルなのでしょう。
でも、小雪太夫さん、素敵です。小雪太夫さんの脇の口上の人は小雪太夫さんを変な人と盛んにアピールしているようでしたが。でも、小雪太夫さんの纏っている世界がほんとの世界で、私のいる“普通”の世界のほうが嘘の世界のような気もします。…と感じるのは、私が甘ちゃんのせいでしょうね。
汗まみれで見世物小屋を出て。やっぱり何か屋台で食べたいと思ってお好み焼き。
う~ん、やっぱりこういう場だからおいしいんだろうなぁと思うお好み焼きをぱくつきながら、見世物小屋からこぼれ出るデリシャさんの次のステージの歌を聴いていました。いい感じでした。
こうやってまだまだ平和な日本を謳歌することが英霊の方々の慰めに少しはなっているといいなと思いつつ…。
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コメント
「お代は見てのお帰り」だと、きっとビビッて入らない人が多いのでしょう。「こんな日本に・・・」は身につまされます。私一人ではどうにも出来ませんが何とかならないのでしょうか。毎日ニュースを見ていると日本全体が病に冒されているようです。
投稿: よっちゃん | 2008/07/14 07:00
◎よっちゃんさん
>毎日ニュースを見ていると日本全体が病に冒されているようです。
ここらへんは私も感じています。最近の読書傾向を思い返すに、それに関する本をたくさん読んいるようです。
ほんとうにどうなっていくのでしょうか。
無善法師さんの歌は「甦れ特攻隊員 この狂った日本を撃ちまくれ」と続きます。
投稿: BUFF | 2008/07/14 15:54