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2008/07/28

『エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ』

昨日の日曜日は新宿のタイニィ・アリスで虚飾集団廻天百眼さんの「エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ」を観てきました。

タイニィ・アリスは以前、池の下さんの寺山芝居を観に行った事があります。その時はすし詰め状態で、体が痛くなったのですが。今回はそのときよりはゆったり目だし、ちょっとだけ背もたれのついた椅子でありがたかったです。前回は靴を脱ぐかたちでブーツを履いていてモタモタしたので、今回はサンダル履きで行ったのですが、今回は靴を脱がなくていいかたちでした。

主宰の石井飛鳥さんたちの前説があっていよいよ開演。

オープニング。舞台奥が闇に溶けているのがいい感じ、オープニングのスモークに照明がかかったのもきれいでした。
何となく今回は照明がいい感じでした。舞台が遠くにあるような印象を受けたりする照明の演出もいい感じでした。

さて、お話は…。

近未来、第三次世界大戦で人類はほぼ絶滅し、陸地も水没しています。新しい人類を開発する海中の研究所、世界を憎み、滅びを望んだ少女が今はそこのただひとり生き残った人類として、新しい人類を創造しようとしていて…、というお話でした。

今回、音楽は「アムの解散」さんフィーチャー。アムの解散さんは、日記で検索するとちょうど3年前、VEXATIONさんの対バンで拝見しています。
ごくふつーに録音した音源を使っているかと思いましたが、びっくり、舞台奥の紗幕に仕切られた向うにアムの解散の皆さんが生演奏でした。
3年前に拝見した時は男性と女性のボーカルのバンドだったようですが、今回は女性ボーカルのみでした。いい塩梅に透き通った、どこか切なさを刺激させるボーカルの声でした。

そのほか廻天百眼さんのユニークなアイディアがあちこちにちりばめられた舞台でした。その、ユニークなアイディア、面白かったです。
あ、あと、「赤闇少女」でフィーチャーされた清水真理さんのお人形が今回も舞台の隅にあしらわれています。

ただ、あと、お話しパートがもうちょっと盛り上がったり、クライマックスやカタルシスを感じさせて欲しいかなと思いました。そこらへんがもうちょっと欲しかったなと思いました。

私が拝見した廻天百眼さんの前回の公演は「赤闇少女」だったのですが、「赤闇少女」では、現実を否定し、幻想に殉じた少女とそのパートナーの男性のお話、今回の「エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ」では世界を憎み、その破滅を願った少女が新しい世界の創り手となるお話でした。そういうのって、好きです。

私とセカイが相容れないと思い知った時、人はどうするか?
最近よく考える事です。

お芝居を拝見して、あともうひとつイベントを回ろうと思いましたが、やっぱり土曜日からヨレ気味だったのでそのまま帰宅しました。

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