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2008/06/20

『街場の現代思想』

『街場の現代思想』(内田樹:著 文春文庫)
読了。
春日武彦との対談集『健全な肉体に狂気は宿る』、社会評論エッセイ『ひとりでは生きられないのも芸のうち』に続く3冊目の内田樹の本です。あと、内田樹のブログ、『内田樹の研究室』はFirefoxのブックマークツールバーに登録して購読しています。ちなみにInternet Explorer7もFirefoxも「購読」っていう言葉を使うのね。お金払って読んでいるわけじゃないけど。

『街場の現代思想』も社会評論エッセイになります。

『ひとりでは生きられないのも芸のうち』は目からウロコの本でした。世間で騒がれている「格差社会」、あるいは本田透の書物で知った「喪男」という概念。そういう事柄から漠然と考えていた事にカタチを与えてくれた本でした。「自由競争社会は限られたりソースの奪い合いとなり、リソースのほとんどを占有する小数の「勝者(強者)」と、多数の「敗者(弱者)」を生んでしまう。」という考え方。そして、「“競争”から“共生”へ」という考え方。私も“共生”を大切にしたいと思いました。

ま、それは私が現代社会における経済的にも、恋愛的にも、敗者・弱者であるからかもしれませんがね。それこそ負け犬の遠吠えかもしれませんが…。勝者・強者が本来はまずそう考えるべきかもしれませんけど。自分が作ってしまった焼け野原をもう一度良く見渡してみて。

いや…

もうひとつ、なんていうのかなぁ、「さかさま感覚」がいいです。高校時代、寺山修司のエッセイにはまったのも、その「さかさま感覚」のせいだったかと思います。
「さかさま感覚」、なんか世の中の言っている事と“さかさま”な事を言ってるんだけど、でも、読んでみると確かにそっちのほうがホントじゃないかって思える。そんな感覚。

寺山修司の「さかさま感覚」は、高校時代生き詰まりを感じていた私に新鮮だったし、開放感を与えてくれました。そして内田樹の「さかさま感覚」も、生き詰まりの上に、取り返しのつかないほど馬齢を重ねてしまった私に、一服の清涼剤として開放感を与えてくれます。
しかしずっと生き詰まってるね、私。不惑のトシはどこ行ったんだか…

本書もとても面白く読めました。
内田樹もぼちぼちと読んでいこうかと思っています。

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