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2008/05/13

『禁煙ファシズム』考

7月から自販機でタバコを買うときはカードが要るようになるみたいですね。
私は作ってません。

住所氏名顔写真まで登録しなきゃいけない。そんな事したらある日、「禁煙指導員」とかがやって来て、私の部屋のドアをノックしそうだもの。そして「あなたのためです」とか言いながら、しつこく禁煙しろと言ってきたりして。そして、最後は、「あなたのためにいくら無駄な税金が使われるか解ってますか?」なんて言ってきたりして。
だったら無駄な“公共”工事とかやめて、そのカネを回せばイイじゃないかと思います。

いや、妄想モード。

“禁煙ファシズム”という言葉は、小谷野敦の本で知りました。小谷野敦は“恋愛教”から疎外された人の味方をしたり、喫煙者の味方をしたり、嬉しい方であります。ただ、文章中にファナティックなものを感じるので、あまりリアルではお会いしたくない方でありますが…

ただほんと、喫煙者だから、デブだから、「モテない」から、“正常”を嘯く世間サマの狂気が見えてくる部分があります。その狂気、どんどん悪化していってるように感じられます。

私はアンダーグラウンドも好みますが、アンダーグラウンドに何か“社会的”な役割があるとすれば、その、「“正常”の中の“狂気”」を討つ、逆照射する、というところにあるんじゃないかと思います。

いや、閑話休題。

小谷野敦:編・著の『禁煙ファシズムと戦う』で、小谷野敦はこの禁煙ファシズムが猖獗を極めている原因について、「人の寿命は遺伝的要因でほぼ決定されている事が最近の研究から明らかにされつつある。そのことから目を逸らすため」というような事をお書きになっていたと記憶しています。

私は空気を汚している他の存在、自動車や工業といったものから目を逸らすためと思っていました。喫煙者当人の健康問題はともかくも、副流煙については。
工業を減速するのは、“経済”が支配している現代の日本では無理な相談です。自動車だって、自動車産業に従事する労働人口は、確か日本でもトップクラスのはず。そして、自動車前提の商売、郊外型レジャー施設とかショッピングセンターとかに働く人、“経済”効果。それから裏金たんまりの、遣らずもがな道路工事。それらもすべて“車社会”前提で。それを否定しようとすると日本経済はがたがたです。だから、否定しやすい、無くなってもそう大して経済被害はないタバコを攻撃して。また、そういう、スケープゴートでありますから、タバコへの攻撃はますます激しくなる、と。

ま、そう理解してきました。

んで、やっと気がついたのが、「これってインディアン絡みかなぁ」って事。タバコってもともとインディアン(“ネイティヴ”「アメリカン」)の風習だったのが世界に広まったはず。

アメリカ合衆国はもともと北米大陸に住んでいたインディアンを虐殺して作られた国。だから、アメリカ合衆国はインディアン弾圧の記憶は否定したくて、無意識下に押し込めている。
そして、インディアンを虐殺したのと同じ感覚で、「正義」を嘯き、「グローバリズム」の名の下、世界を制圧しようとしている。挙句の果ては、今、イラクで泥沼の戦争に巻き込まれている。

アメリカ我執国が“正義”の立場に立っていると思いたい以上、インディアン虐殺の記憶は封印したい。できたらインディアンそのものを記憶から消したい。そうするためには、インディアン起源の、インディアンの存在を想起させる喫煙自体も抹殺したい。そういう事じゃないかと思います。だから、禁煙ファシズムが生まれたと。

アメリカ合衆国の「国家としての精神病理」の根本に、インディアン虐殺の記憶を封印しようとする“あがき”があると喝破したのは岸田秀です。
だいぶ前にその文章を読んでいますが、禁煙ファシズムに絡んでいるかもしれないと気がついたのはやっと先だってです。やっぱり頭悪いね、私。

Tobacco is slow poisn.But who's in hurry?

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