« 嫌な早起き | トップページ | お墓参りとライブに行った日 »

2008/05/04

骨肉歌謡祭

という方向で金曜日の話。
大久保HotShotに骨肉ビール企画『骨肉歌謡祭Vol.22~こども狂乱の日~』を観に行きました。
ご出演は
やままゆ さん、
ジェロニモレーベルさん、
Sekt(セクト)さん、
中学生棺桶さん、
そして、骨肉ビールさんでした。

ここんとこ、疲労の極という感じで。仕事が忙しいってんじゃなくて、五月病かしら?慢性睡眠不足とか、いろいろ不安定で。だから、今回行こうかどうしようか迷ったのですが。ただ、ライブは体は疲れるけど心は軽くなるし。ヒットポイントは失うけど、マジックポイントは入るって感じ。
翌日休日出勤だから、ライブ後のヒットポイントが出勤に耐えられるかどうか解らなかったけど。思い切って行きました。

小雨の中を大久保へ。

最初がやままゆさん。エレキギター&ヴォーカル、エレキベース、ドラムスという3ピース編成のバンドでした。ギターの方が男性で、あとのおふた方が女性。不思議な空気をまとった感じのバンドでした。開口一番のライブハウスに、その不思議な空気が流れてきて。

2番目がジェロニモレーベルさんでした。大阪からお越しだそうです。エレキギター&ボォーカルの方とドラムスの方。Drはその時その時で変るそうです。いろんな曲があるって感じ。社会派の歌とか。でも、それだけじゃないって感じでした。

3番目のSektさんは恋川春町さんと楠木菊花さんのポエトリーリーディングユニットです。

菊花さんは下が黒がかな?その上に白いレースが全身に飾られているロリィタっぽいノースリーブ・ショート丈のドレス。植木鉢をさかさまにしたようなレースのお帽子、そして、ショート丈のドレスから出ている足を完全に覆うロングブーツ。その、ショート丈のドレスに、ロングブーツといういでたちが菊花さんらしいと思いました。

対する恋川さんは、真っ赤なノースリーブのロング丈のタイトドレス。サイドに深いスリット。胸元あたりはシャーリングが施されています。なんて呼ぶのかな?手袋じゃない、手首を覆う黒、包帯を巻いたような布。

あ、恋川さんも黒髪に赤い花を飾っているのか…

菊花さんの声は、低い時は少年の声のようにも感じられます。高い声の時は金属質のよう。…っていうか、菊花さんの高い声は、私が小さいころ、姉がヒスを起こして私をボコる寸前の声に似ているので、反射的に恐怖心を感じて身構えてしまうんですが。普段は甘過ぎるくらいに優しかった母も、私のわがままが過ぎてブチ切れる時、そういう声になりますし。
だから、女性の激した甲高い声、実は少々苦手です(汗)

恋川さんの風情は、睨みを効かす娼館の主?というコンセプトだそうですが…
恋川さんの体から発する空気は、私には、むしろ、どこかあたたかい、優しい感触がします。髪に飾られた花も、どこか南の島の、たおやかな女性な雰囲気です。声も恋川さん自身によると“鈍器”のようだそうですが、むしろぽかぽかした感じがして。

それは、恋川さんのキャラクターか、私の読み違いか、解りません。恋川さんは、私のそう読んだ方向は目指していらっしゃらないようですが。もし、恋川さんのキャラクターがそうで、そのことを恋川さんは気がついてないか、それとも気がつきながらそれを否定していて、違う方向を目指していらっしゃるのなら、ちょっと残念だけど。私は暖かい感じの恋川さん、大好きだし。
いや、女性に身勝手な“母性”とか“暖かさ”を求めてしまう私の心根が卑しいのかな?フェミニストあたりに総すかんを食いそうですが。

そして、私が読み違えているなら、読み違えていると思いますが、その読み違いの理由、それは、恋川さんが、“故郷”の象徴として私の前に立ち現われているからかなと思います。

優しかった故郷、暖かかった故郷、そして、時にはおっかなかった故郷。
逃げ出すしかなかった故郷。
愛している故郷、憎んでいる故郷。
帰りたい故郷、帰りたくない故郷、そして、いつか帰れなくなる故郷、いや、もう帰れなくなっているかもしれない故郷。

“故郷”を離れ。しかし、東京もまた“故郷”ではない。その宙ぶらりんな状況。恋川さんと数年前に出会って。その時、“故郷”を離れてさみしく感じながらも息をついてる東京で、“故郷”がいきなり眼前に、素敵な女性の姿をとって現われて…。
いや、ほんとの“故郷”とは、私の中にしか存在しないものとは気がついてはいます。“故郷”とは決して空間や時間の謂じゃない。だから、つまり、恋川さんを触媒として私は私を、私の中の“故郷”を見ていると思います。実は“恋川春町”はちっとも見てないのかな?

そういう意味での「読み違え」。

今回、雰囲気も良かったし、その場の断片的な言葉は入ってきましたが。ですが、やっぱりその言葉を受け取って自分のなかに何かを構築するという所までは行けませんでした。

しかし、デュオのリーディングというのも珍しくて、楽しみました。
あの個性のぶつかり合い、せめぎあい、いいかと。

中学生棺桶さん。中学生棺桶さんを拝見するのは2度目。初見は去年。ただ、それ以前からお名前だけは伺っていました。喪男(「もてない」事を哲学にまで昇華した存在)の、喪男による、喪男のためのサイト、しろはたさんで紹介されていました。ほんと、鬱屈した私のルサンチマンにヘヴィな中学生棺桶さんのサウンドがビンビン来ます。

トリが骨肉ビールさん。斉藤睦さんのEG、『独唱パンク』主宰のチバ大三さんがEB、そして鳴り物少々のバンドです。骨肉ビールさんの『骨肉歌謡祭』は節分とか子供の日とかお祭りにちなんであるみたいですが。太鼓とか鳴り物のドンドコドンってのが、お祭り感覚であることにやっとこさ気がつきました。

今回、居眠りしつつも、体がリズムを刻んでいるという、妙な体験をしました。
翌朝は久しぶりに目覚ましの鳴る直前まで眠れました。体力もだいぶ回復したみたい。
やっぱりライブはいちばんのお薬です。

|

« 嫌な早起き | トップページ | お墓参りとライブに行った日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92510/41079045

この記事へのトラックバック一覧です: 骨肉歌謡祭:

« 嫌な早起き | トップページ | お墓参りとライブに行った日 »