« 薔薇の季節は | トップページ | 電氣猫フレーメン@青い部屋 »

2008/05/30

『ボクノトモダチ』

080530_1 『ボクノトモダチ KOENJI ANIMAL STREET』(タカハシカオリ:フィギュア&写真&文 カゼット出版:刊)
ざっとですが、読了。

いつもお世話になっているビックリハウスアゲインのイノリンさんがデザインと編集に関わった本です。今年のビックリハウスアゲインのお花見で、4月の終わりごろ発刊だとうかがっていたのですが、今ごろやっと入手した次第です。

080530_2 タカハシカオリさんお手製のフィギュアを高円寺の風景に写しこんだ写真に、これもタカハシカオリさんの手になる短い文章が添えられている、「写真集」と呼べばいいのか「写真絵本」と呼べば良いのか、そんな感じの本です。
主人公は表紙になってるブルドッグの彼、タカハシ。23歳の大卒就職浪人だそうですが。彼が高円寺の街に集まってくる「トモダチ」の写真を撮って文章で紹介していくという趣向の作品です。

まだぱらぱらと拝見したぐらいですが。

ドールやフィギュアを実景に写しこむ、という写真はネット上でもよく拝見します。また、同じように撮った、石塚公昭さんの江戸川乱歩や寺山修司の人形を使った写真作品の展覧会に行った事もあります。

元・モデラーの私、そういう写真を面白く拝見します。ディオラマとか大好きですし。

本作の面白いところは、頭が動物(魚類とか架空の動物もあり)、体が人間のフィギュアということ、高円寺という私もよく行く街が舞台ということ、そして、文章が添えられているというところでしょうか。

頭は動物なんですが、それが逆に人間っぽいしぐさを引き立てているようです。
そして、高円寺という街。ライブハウス通いとかで私もここ数年よく行く街になりましたが。
良く行くけど、本書でも見かけた風景、写ってる写真もあります。でも、知らない風景の方がずっと多い感じ。

高円寺ってのは「普段着」感覚と「よそ行き」感覚が絶妙に混じっている街と思います。そして、フィギュアの格好やしぐさもそれにマッチしているような気がします。

トモダチを紹介するブルドッグ君の語り口。タカハシカオリさんはまだお若い方なのでしょうか?優しく、まっすぐな感じ、私にはちょっと照れる感じがしてうまく読み進められませんでした。私みたいな心が煤けた中年オヤヂには少々まぶしうござんした。

しかし、ほんと、面白い本です。高円寺感覚なくしては生まれ得なかった「奇書」ではないかという気もしたりしてます。

ゆっくり再読していきませう。

「トモダチ」と呼べる人はいない私かと思いますが、
いや、良くして頂いている方はたくさんいて、ありがたいと思っているのですが。
ただ、私はどうも「トモダチ」というのがよく解らないみたいです。

「トモダチ」が解らない奴に「コイビト」はますます解りませんな…

|

« 薔薇の季節は | トップページ | 電氣猫フレーメン@青い部屋 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92510/41355335

この記事へのトラックバック一覧です: 『ボクノトモダチ』:

« 薔薇の季節は | トップページ | 電氣猫フレーメン@青い部屋 »