昨日は『世界で一番美しい夜』の初日封切りを観てきました。三上寛さんご出演というので。
大好きなバンド、母檸檬の御手洗花女さんと水子さんが表紙になってるというのでたまたま購入したトーキングヘッズ叢書№34『奇想ジャパネスク』に紹介記事が出ていて、本作のことを知りました。ほんと、面白い巡り合わせです。
劇映画の封切りを観るのは久しぶりであります。最近は実験映画かドキュメンタリーしか観ていませんし。たまに劇映画を見るのもフィルムセンターか名画座でしたし。
ストーリーに触れる部分はネタバレゾーンにしようと思いますので先に書きますが。三上寛さん、重要な役どころでたくさん出てました。ピンポイントなご出演かなと思っていたので嬉しかったです。
ギターを弾き語るシーンもありました。ライブでいつも目前で拝見している、聴き慣れた三上寛さんの旋律、それが目の前だけど、スクリーンの中にいらっしゃる三上寛さんから聞こえてくるというのは、とても不思議な感覚でした。
東京での上映館、渋谷のシネアミューズですと、31日に天願大介監督、田口トモロヲさん、三上寛さんのトークショーつきの上映があるようですが。ただその日は仕事で行けません。残念ですが。だから、封切り初日の今日に行くことにしました。
あと、エンディングも三上寛さんでした。CDはいつリリースなのかしら?劇中歌では「かけら」(アルバム『南部式』)と「陰画」(アルバム『BACHI』)とあと何だっけな?があったようです。
スズキ コージさんのサイケデリックなイラストのアニメーションが印象的でした。プロローグの挿話とか、劇中スズキコージさんのイラストと実写の人物の合成もありました。エンディングの三上寛さんのイラスト、Tシャツが欲しいです。シネマアミューズにはスズキコージさんのオリジナルイラストの展示もありました。
さて、お話は。
海辺の小さな漁村、要村。村民たちが東京へバスで出かける前日から本編は始まります。
その村は出生率日本一ということで、総理大臣に褒めてもらいに行くとか。
そうなったのには実は秘密があって、中学生の少女がその秘密をあるジャーナリストに書き送るというかたちで14年前に遡り、お話は始まります。
14年前、要村に左遷されてきた新聞記者・水野一八(田口トモロヲ)。その新聞社の社主の出生地ということで、記念館となった生家(茅葺をトタン葺きにしたボロボロの農家ですが)の管理と共に、不始末をしでかした記者の左遷先として、小さな村なのですが、支局があるようです。
以下、ストーリーに触れつつ書いていきますので、ネタバレゾーンにつき。
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