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2008/04/11

演劇部のこと

私は故郷にはアンビバレントな感情があって。
だから、故郷時代の事はどうもうまく書けない、書きたくない気持ちになったりするけど。
でも、前々回書いてるうちに色々思い出したので、高校の演劇部の思い出話を書きます。

入ったきっかけ。もともと私は人前で何かやるってのは苦手でした。幼稚園のお遊戯会もズル休みしたことがあります。じゃあ、何で演劇部に入ったかというと。中学時代の同級生で、惚れてた男が演劇部に入ったから、それになんか釣られてって感じです。それと、部活動紹介の時、部長が「プラモとか作るのが好きなら、大道具なんかもあります」って言ったのがきっかけ。あのころプラモマニアだったし、大道具ならやれそうだなって感じでした。それで入りました。

と言いつつ、舞台も踏んだことがあります。学園祭の時でした。演劇部の公演は年2回、文化祭の時と高校演劇コンクールの時でした。ただ、部員全員に舞台は踏ませるというキマリだったので、私は文化祭の時、1度だけ出ました。1回だけ。他の年の文化祭の時は逃げ回っていましたけど。途中で台詞を忘れてさんざんでした。

部員構成。男子校で女性役、女子校で男性役、演劇部の部員さんは頭を悩ませると思いますが。ただ、演劇部は女子のほうが入るようで、男女半々ぐらいの高校の演劇部だと、女子部員がだいぶ多くなるようです。高校演劇コンクールで、共学校の女子部員が男役をやったのも見たことがあります。私の通っていた高校は元・男子校で、男子:女子が8:2ぐらいの割合だったのですが、それでちょうど男子部員と女子部員が半々くらいでした。

大道具は楽しかったです。講堂でみんなが発声練習とか稽古をしているのを聞きながら、講堂の裏でトンカチを振るっているのが好きでした。そのくらいのスタンスがちょうどいい感じでした。

ただ、部室にたむろしてみんなとおしゃべりってのが苦手で、みんながおしゃべりに興じている時も、部室に転がっていた戯曲なんかを読んだりしていました。
その中のひとつが寺山修司だったわけ。
まぁやっぱり対人関係は苦手で、幽霊部員になってしまったのだけど。

お芝居ってのは即興劇でもない限り、台本ってのが必要ですわな。高校演劇コンクールの場合、既存の戯曲を使うのも、オリジナル戯曲を使うのもありでした。オリジナル戯曲の場合、部員が書くのと顧問の先生が書くのもありました。

毎年オリジナル戯曲でむちゃくちゃレベルの高いお芝居をやる演劇部があったのだけど。
その部の戯曲は顧問の先生が書いてたみたいでした。しかし、その顧問の先生がバリバリの元?左翼活動家で、戯曲もそんなの。私の年代からしても古めかしい、学生運動とか扱った左翼劇でした。左翼・反左翼ということじゃなくて、当時の高校生の感覚に沿った作品ではなかったと。

演劇部の先輩が、「大学の演劇サークルって、左翼の活動拠点の場合があるから気をつけたほうがいいよ」と言っていたのも思い出します。私は反左翼じゃないけれど、でも、お芝居をするつもりでサークルに入ったら、知らないうちに左翼活動に狩り出されていたというのは嫌ですな。

演劇コンクールでは、他の学校の出番の時、お手伝いをするというきまりでした。他の演劇部のお手伝いで舞台袖にいた時、戻ってきた女子部員が私の目の前でするすると着替えをして、また飛び出していったのにドキドキしました。先輩に言ったら、「そういうのお芝居じゃ当たり前だから、見ちゃダメだよ」って言われました。でも見たいよぉって思いました。他のお芝居の手伝いの時、またそういうのないかなって思いました。とんだエロガキですね。

ま、エロガキだったけど、エロ本とか買ってたけど。でも、高校の同級生がいきなり中退して、様子を見に行こうっていうのでみんなの後についていったら、赤ちゃんがいて。その意味、その時には解りませんでした。そういう意味では奥手だったかと。

卒業の時。最後にみんなで喫茶店でだべっていて。同級生の女の子が、「○×(私)の事、心配だよ。」って言ってくれました。今から考えるとフラグだったのかもしれません。きりっとした感じの美人さんでした。まぁ、彼女の心配は的中で、今もなお心もとない人生を生きておりますが、私。

その子とお付き合いして、東京なんて出てこずに、ずっと故郷にいて。無事に地元の大学を卒業して、就職して。それから何年かしてその子と結婚して。今頃は大きな子供もいたりして。そういう人生を歩んでこれたら私は幸せだったのかもしれません。いや、人生と博打に「たら・れば」は禁物ですが。

演劇部時代のみんな、どうしているかと思うこともあります。その、演劇部に入るきっかけとなった奴は、東京でお芝居をしていると風の便りに聞いたことがあります。それももう20年以上前の話ですが。まだ彼はお芝居をやってるのかしら、それとも故郷に帰ったのかしら。

ただ、もう、高校同窓会とかはブッチしています。残念だけど、私の出身高校はクソだったと思っています。

上からの押さえつけ。その反動で弱い者、異質な者に対するいじめ。ローカルエリート養成校ならではの周りへの見下し。そして、心根はそういう校風に染まっているはずの私。

私もいじめられっ子でした。私もいじめた事があるので、被害者面をするつもりはありませんが。それに、昨今のような酸鼻を極めるようないじめでもなかったけど。
そして、上から押さえつけられるような校風でしたから、ひとりになったら、自分の判断で動けるような能力があまり身につかなかったような気がします。タガが弛むとグチャグチャになるような人間を作りやすい校風だったかと。

実はこれを書くために出身高校のサイトをちょっと覗いてみたけれど、サイトにアクセスしたとたん、わぁ~っと逆上しました。

ま、ほんと、「今どうしてるかな?」と時折思う奴は何人かいますが。でも、連絡を取り合ってる奴はいませんし、その程度のことです。

そして、結局、私は故郷になじめずに、東京に出てきてしまいましたし。縁は切れてます。

まぁ、お芝居の現場に接した経験はそれだけですけど。でも、今でもお芝居を作っていく感覚とか、緊張感とか、好きです。お芝居の世界に行く根性はないですけど。

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