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2008/03/16

黒門亭

昨日は黒門亭の落語会に行ってきました。三遊亭あし歌さんご出演というので。
上野にある落語協会のビルの2階が会場です。

狭い道路沿いの小体なビルが落語協会のビル。脇の入り口、木戸銭を払ってトントンと2階へ上がっていきます。会場は畳敷きのビルの一室といった感じの場所でした。舞台背後に書が飾ってあります。何が書いてあるのかと見ると「焼川今」。今川焼?うぅむ…。食べたいぞ。

当日のご出演は、前座さんの「子褒め」があって、それから、
桂 三木男 「五貫裁き」、
三遊亭 あし歌 「明烏」、
鈴々舎 風車 「はてなの茶碗」、
林家 たけ平 「浜野矩随」、
でした。

桂 三木男「五貫裁き」。
やくざな暮らしから足を洗おうとした男、しかし商売を始めようと思っても元手がない、で、大家さんのアドバイスで奉加帳をこしらえて、カンパを募ろうとします。で、男の父親に恩がある質屋さんにカンパを頼みに行ったのですが、そこでけんもほろろの扱いを受けた男は質屋と喧嘩して、ケガをします。で、それを奉行所に訴え出ます。それに対する大岡裁きは…。というお話。最後はめでたしめでたしになると思いきや、どんがらがっしゃんと屋台崩し。

三遊亭あし歌「明烏」。
息子のあまりにもの堅物っぷりに心配した大店の旦那が、町内の遊び人に息子を騙して吉原に連れて行ってもらう、というお話です。
あし歌さんの「明烏」は3度目になるかなぁ。ほぼこなれている様子。うまいなぁと思いました。

鈴々舎風車「はてなの茶碗」。
江戸から京都に流れてきたおなじみ八っつあん。油売りの行商をしている、と。茶屋で一休みしているとやってきたのが茶道具屋の主、通称茶金。その目利きの鋭さは都に鳴り響いていると。で、茶金さんが茶屋の茶碗を見つめてなにやらしきりに首をひねっていると。この茶碗は茶金さんの目に留まるほどの傑作かと思った八っつあんは茶屋の主人に全財産と商売物の油まで押し付けて、無理やりその茶碗を引き取る、と。さてその茶碗を茶金さんの店に持ち込んだ八っつあんは…、というお話。

鈴々舎風車さんは何度か拝見して、好きな落語家さんです。与太郎が絶品です。今回は与太郎話ではないようでしたが、とても面白かったです。うまいです。

林家たけ平「浜野矩随」。
今は亡き親父は江戸中に名前の轟いた名うての彫り師、しかしその息子、矩随の腕前はからっきしで。親父時代のごひいきのお店はみんないなくなり、ただ一軒のお店が息子の作品を買ってあげてるのだけど。おかげで母と矩随は何とか暮らしていけてるのだけど。どうやらその矩随はその状況に悪甘えしてしまい、惰性的に作品を作っていると。ある日、明らかな失敗作を持ち込んだ矩随は店主の怒りを買い、もう取引はしないと手切れ金を渡される、と。

ほんと、親父が立派だと息子は苦労します。多少の突っ込みどころのある親父のほうがいいなと思いますわ。でも親父が遊び人でも苦労しますわな。息子ってのは親父が堅物でも遊び人でも苦労するものかしらん。

しかし、超低空水平飛行な人生を送っている私としても、耳が痛かった話でした。

デブだから仕方ないのですが、お尻がちょっと痛くなりましたが、落語を楽しみました。

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