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2008/03/10

調布映画祭ショートフィルム上映会

昨日は調布までお出かけして、「調布映画祭2008 第11回ショートフィルム・コンペティション 入賞・入選作品上映会」に行ってきました。調布映画祭の公式サイトはこちら
調布映画祭だそうですが、調布市、あるいは東京都、関東に関わらず、全国から寄せられたショートフィルムのコンペティションの上映会のようです。

授賞式の最中に会場着。ややあって開演。だいたい午後2時前から7時を回るくらいの5時間超の上映会です。

ただちょっと雰囲気がゆるすぎる上映会でした。上映中にスクリーンの前をどたどた横切って出入りするお客さんがいました。気になった作品、あるいは“オトモダチ”の作品だけ見られればいいという方なんでしょうかね。他の作品を観ている他の人はどうでもいいと。
会場も構造上、上映中の出入りはやりにくくなってるんですが。客席背後に通路や出入り口がなく、出入り口はステージ上手の横だけ。だから、下手の席に出入りするにはどうしてもスクリーンの前を横切らなきゃいけない。スクリーンも低い位置にあって、スクリーンを横切らないように屈んで通ったりもできないし。

あと、上映スタイルが、各プログラムの作品すべてを一本のビデオにまとめて一気に上映するというかたちなので、各作品の合間も短いですし。休憩時間も5~10分と短くて、タバコを吸いに外に出る時間もないです。たくさんの作品が上映されますから、仕方ないのですが。

会場で配られた資料はいい感じです。予備審査員、審査員さんの文章、出展者による解説。上映作品の紹介等充実しています。(「いくえみの残像」のネタバレがあったのはちょっと…、でしたが)
この上映会に対する主催者の情熱が伝わってきます。

さて、気になった作品を何本か。(上映作品の紹介は上掲の公式サイトにもあります)

Aプログラム
「ガンキントンテン鳥」(江波戸遊土)(調布市)
筆太のアニメと、鳥の格好をした異様な男とハンターの追いかけっこ。
ナレーションが力強くて、どなたかと思いましたが、漫画朗読パフォーマンスで有名な東方力丸さんでした。

「篭り唄」(小林凡早水)(文京区)
引きこもりの男、カーテンの隙間からいつも外を眺めている、と。いつも見ていて、気になっている女性。しかし彼女は会社の上司と?不倫して、捨てられる。彼は野武士の衣装をまとい、刀を帯び、その上司にひと太刀浴びせようとする。その、現実と幻想が混淆したようなお話。私は引きこもりのケもあるし、そうやってカーテンの隙間からいつも覗いて気になる女性ができそう出し、そういった意味で身近な感じがする作品でした。

Bプログラム
「慈愛工場」(岡田昭憲、香川純平)(名古屋市)
仏像やいろんな神様の像や絵たちが仲良く働く工場。
そこでは流れ作業で「慈愛」が作られているらしいんですが。
しかし、結局、人類は滅びてしまうというお話。
神様仏様同志は仲良く働いているのに、人類は宗教対立とかしていて、結局滅んでしまうという皮肉。

Cプログラム
「喪の仕事」(寺田めぐみ)(京都市)
ブラックユーモアが秀逸でした。このシリーズ、もっとたくさん拝見したいなと思いました。

Dプログラム
「落書き色町」(平岡香純)(大阪市)
本作が今回のコンペティションのグランプリ作だそうです。
古びた木造建築。色とりどりの着物をまとった娼婦たち。半脱ぎの着物からこぼれる肌の色。映像美・様式美でありました。関西弁の台詞もいい感じです。

平岡香純さんはバンドをやっていて、バンド関係の伝手で女の子たちを集めたそうですが。
ストロベリーソングオーケストラさんあたりとも繋がりがあるのかしら?

「Antanannte La Franc」(山岡聡)(大阪市)
でたらめフラン語風吹き替え。まぁ、日本人のフランス映画コンプレックスを逆照射する、作品?面白かったです。帯谷有理さんの「フランス映画」という作品を思い出しました。

さすがに5時間超の上映会。役所ですから喫煙コーナーもないし、タバコを吸いに外に出られる休憩時間じゃなかったし。ちょっとくたびれましたが、色々拝見できてよかったです。
会場の外に出て一服。

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