狼と香辛料第八幕『狼と正しき天秤』
昨日は一杯やりながら録画してあった『狼と香辛料』の第8話『狼と正しき天秤』を見てみました。しかし肝臓の薬を飲みながら一杯やるのは格別です(爆)
前にも書きましたが前回放送分が第六幕で、第七幕はDVDのみの収録となるそうで、今回放送分は第八幕になります。
第八幕、前半は第六話で胡椒を仕入れたロレンスが別の町でその胡椒を売りさばく話。
ただ、ちょっと不可解なくだりがあって。
胡椒を売りに訪れた商館。ホロはなにやら相手の商人のトリックに気がついたようで、天秤が置かれた机にわざと水をこぼします。それでロレンスもトリックに気がついて、相手の商人を脅かして有利な取引に持っていくのですが。その相手の商人のトリックが解りません。
ネットで調べると天秤を置いた机が傾いていたのを水をこぼす事で暴いたということらしいのですが。ただ、傾いた机に天秤を置いても目盛の中心で平衡するのがずれるだけで目方をごまかしたりはできないと思うのですが…。天秤を習ったのは確か小学生か中学生の頃、ほんとはるか昔のことだからあまり憶えていませんが。
ここらへんの解説がまったくないです。普通だったら説明的な台詞や解説ナレーションのひとつも入れるのでしょうが。本作はナレーションを入れない流儀のようです。 まぁ、詳しくは原作を読んでくれということなのでしょうが。それは商売上アリかもしれませんし、メディアミックスの強みかもしれませんが。解説ナレーショ ンで話の流れや雰囲気を壊さずに済みますし。でもなんか嫌メディアミックスのような気もします。
しかしだいたいロレンスは胡椒をいくら仕入れたか把握しているわけで。先方の商人が明らかにおかしい目方を提示したら、それはインチキだと思うでしょうけど。
後半、羊飼いの女の子が登場します。どうやら噂では狼を自由に操る能力を持っているらしいですが。狼の精霊のホロがどう対応するか。
しかし、老獪なのにかわいい少女の姿をとるホロ、ほんとずるいです。胡椒の取引では老獪さでインチキを見破りますが。しかし、羊飼いの少女に嫉妬する様子は小娘らしいです。ロレンスがその羊飼いの女の子になびきそうなのに嫉妬しているか、それとも単に女同士の張り合いなのか、それは解らなかったのですが。
やっぱりこういう老獪さと若々しさをひとりのキャラに無理なく盛り込めたというのが本作のいちばんの強みっぽいですな。商売の話より。
ホロ可愛いよホロ…。
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