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2008/01/09

『シゴフミ』

今期の深夜アニメはけっこうチェックしています。逆に言えば「これだ!」と思うのがよくわからないせいもあると思うのですが。あと、週に2~3本も見ればおなかいっぱいだったのが、今はけっこう観られるコンディションのせいもあるかなと思います。

で、今度は『シゴフミ』(http://www.shigofumi.com/)というのを録画して観てみました。

『シゴフミ』とは「死後文」のことで、死者から生者に送られる手紙の事のようです。で、その「死後文」の配達人・フミカと「生きている杖」の相棒・カナカ、そして手紙を届けられるさまざまな人たちの人間模様を数話完結形式で描く物語のようです。

第1話は「コクハク」。高校生くらいの男の子と女の子、町屋翔太と綾瀬明日奈のお話しの第1回みたい。

翔太は再開発地区の廃ビルに潜りこんで、屋上で自家製ロケットの開発実験に熱中しています。そこになぜだか現れたのが明日奈。彼女は翔太の実験室に入り浸るようになります。翔太はだんだん彼女に恋していって。で、いよいよ告白しようとしたその時、明日奈の父親が何者かに殺されたと明日奈に連絡が入って。

で、殺された明日奈の父親から「明日奈の恋人へ」宛てられた死後文を携えてフミカたちが翔太の許にやってくる、と。ただ、まだ翔太と明日奈は“恋人”関係じゃないからフミカがその手紙を渡す事はまだできなくて。

さて、どうなる事やらというお話。

「ホラーは苦手なんだけどなぁ(その割にはけっこう観てるけど)」「シリアス系は苦手なんだよなぁ」、「フミカは可愛いけど“ボクっ娘”は苦手なんだよなぁ」「カナカはCLAMPアニメに出てくるモコナみたいに騒々しいキャラだなぁ。苦手だぁ」とか思って、もう1話でやめとこうと思ったその時、お話しは急展開して、とりあえずこのエピソードが終わるまでは継続視聴という方向になりました。

(以下ヲニのようなネタバレゾーンにつき)




ぶっちゃけてネタバレすれば、手紙の文面には「明日奈の父親を殺したのは明日奈自身である。」と書かれていました。明日奈はそんなことしそうなキャラには描かれていなかったし、動機もありそうにはみえません。“動機なく殺す”ただの純粋殺人者的な雰囲気も漂わせていなかったし。そしてクライマックス、人けのない公園で落ち合ったふたり。明日奈は翔太の心臓をひと突きにします。

だからひっくり返りました。ただ、もういちどお話を思い出してよく考えてみると。

まず、父親は無職だった事(母親もとうにいません)。どうして明日奈が廃ビルの屋上の翔太の実験室を見つけて、そこにやって来たか理由がわからないこと。フミカとカナカがその廃ビルを探検している時、ベッドの置かれた一室を見つけて、フミカがその時一瞬、全身に文字が書き付けられた全裸の女性を幻視したこと。

それらを考えてのあてずっぽうに近い推理ですが。

明日奈は父親に強制されて、その廃ビルのベッドが置かれた部屋で客を取らされていた、売春させられていたのではないかと。そう考えれば、その廃ビルになぜか明日奈がいて、翔太と出合ったことも説明がつきますし。

そして、「父親に売春させられていた事」が明日奈の父親殺害の動機かと。

そして、その事を翔太に悟られたと思った明日奈は公園で翔太を刺した、と。これはほんとに私のあてずっぽうですが、もしそうだとしたらなんか思いっきりエグい展開でありますが。

劇中、フミカが「生者は醜いけど死者は…」というような(記憶で書いてますので)台詞を吐くシーンがあります。しかし、自分を殺した娘を、娘の恋人に罪を暴かせるというのはほんとうにエグいんじゃないかなぁ。死者も醜いです。

あるいは、娘の恋人に頼んで、娘に自首させて、娘が罪を償い終えたら、それも含めて彼氏に娘を受け入れてもらう、そういう風に考えての事かもしれませんが。しかし、告白以前の、しかも、高校生くらいの相手にそれを求めるのは酷かとも思います。

ま、たぶん、父親は、娘が男のところに入り浸ってるぐらいの事は知っていたのを、その相手がもう彼氏だと勘違いしていたのだろうと思いますが。だから娘の彼氏あてに「死後文」を書いたのだろうと。
なんか父親と近い年齢です、私。だから、女の子が男のところに入り浸っていたら、もう恋人関係と思い込むのもその年代の男女観ならありえると思いますが。

まぁ、上に書いた私のあてずっぽうが当たっていたらの話ですけど。ほんとうに救いのないお話だと思います。明日奈も翔太に想いがあったら、あれだけあっさりと翔太を刺したりしないだろうし。

この救いがなくなりそうな話をどうまとめ上げるか、次回以降のお手並み拝見と思います。

あっさり生き返らせたり時間を巻き戻したり、安直な手を使うようならそこで視聴はやめて、録画も消そうと思いますが。まさかそうなる事はないでしょうと期待してます。

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