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2008/01/22

『のらみみ』

今期始まったアニメ、録画しているの、まだぜんぶチェックしていません。早くチェックして継続視聴するのと切るのを決めないと録画用HDDの残量がこころもとないのですが。
この週末は『のらみみ』(http://noramimi-anime.jp/index.htm)を見てみました。録画済みの第1回と第2回放送分まで。

「居候キャラクターもの」というジャンルのお話し、たくさんあると思います。異世界から異形のキャラが居候にやってくるというお話し。ちょっと思い出すだけでも『オバケのQ太郎』とか『忍者ハットリくん』とか『ブースカ』とか。アニメでも漫画でも実写でも。もちろんさらに遡れば民話とか説話物に行き着くと思うんだけど。

『のらみみ』はナレーションによると「かつて誰もが憧れた『居候キャラクター』。生活を共にし、日常を愉快に演出してくれる愛すべき異分子、そんな居候キャラが世間にあふれかえる時代のお話。」だそうです。居候キャラの紹介所というのもできていて。ちょうど不動産屋さんみたいな感じ。

主人公の「のらみみ」は、居候キャラ紹介所、「ハローキッズ59号店」の居候。地味キャラのせいか、居候先がなかなか決まらなくて、ハローキッズ59号店にしかたなく居候してお店の手伝いとかしているみたい。『のらみみ』は、彼「のらみみ」と、ハローキッズ59号店の人たち、そしてやってくるお客さんたちの様々な人間(&キャラ)模様を描くお話しです。
AパートとBパートで違うお話をやって、2話で放送1回分というフォーマットのようです。

“のらみみ”というくらいですから猫型キャラかと思いきや、小坊主型のキャラです。しかしてその実態は雷小僧だそうで。エンディングアニメーションで小坊主の袴の下に虎シマパンツを履いているのが解るのもいい演出です。

どうも居候先の子供が中学校にあがるくらいになると居候キャラを“卒業”しなきゃいけなくて、お別れしなきゃいけないようです。法律とかでは決まってないけれど、そういうルールのようです。そうして居候キャラは居候先の子供が“卒業”すると居候先の家を出て、そういう紹介所で新しい居候先を斡旋してもらうというシステムのようです。この、“卒業”を軸にしたエピソードもいくつかありました。

しかし、思うに、「おたく」ってのは“卒業”しないことを選んだ連中であります。少なくとも「おたく」第一世代は。漫画はもう大学生とか大人も読む物にもなってきてましたが、アニメ(当時は「テレビマンガ」「マンガ映画」と呼ばれていましたが)とか、私が大好きだったプラモデルとか、“卒業”するものでした、そして“大人”になっていったと。私の世代には、卒業する、しないの選択肢が立ち現われてきて。で、“卒業”しなかった人たちが「おたく」ルートを歩んでいきました。

何度か書いたように、私はどっちつかずになってしまって。“おたく”にも“大人”にもなりきれなかったんだけど。そう考えるとほんと、こそばゆい設定であります。

絵柄はファミリー系?の丸っこい感じ、お話しはおかしくって暖かくてほろ苦くて、どこか懐かしい痛みを刺激される部分もあり、いい感じです。継続視聴しようかと思います。一部の人たちのイチブな感性な作品でもないので、万人におススメもできるかと思います。

「“大人”になる事」の意味があいまい、あるいは消失している現代に改めて「”大人”になるとは?」ということを考えるきっかけになるという意味でも。ま、あたしがそれを言う資格はないかもしれませんがね。
そういった意味でも深夜枠じゃなくて普通の時間帯に放送して欲しい番組ですが。

しかし、どっかに美少女居候キャラを紹介してくれるところはないのかっ!(爆)

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