立島さんの展覧会
昨日は渋谷のギャラリー、ル・デコ(http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/)に立島夕子さんの個展を観に行きました。初日です。
題して『8秒の原罪』とか。
今回大型の新作メインです。立島さんの作品はまだ十分には拝見していないので、旧作もたくさん見たいのですが。
立島夕子さんと出会ったのはいつでしたか。記憶はもうさだかではないけれど。パフォーマーとしてだったような記憶があります。それからサイトを拝見して、絵描きさんであると知ってという流れだったかと。展覧会は何度かお伺いしてますが、個展は初めてです。
立島さんのサイトで初めて立島さんの画を拝見した時、「怖い絵」という印象を持ちました。だから、初めて立島さんの絵を生で拝見するときはおっかなびっくり、及び腰だったんだけど。
でも、不思議でした。自分で自分に驚きました。
立島さんの生の絵を拝見すると、なぜか不思議に安らいだ感じがしました。
絵は、ほんとうに血濡れの無残というか凄惨というか、そういう絵なんですが。
でも、その絵を前にして、安らいだ気持ちになって。絵に驚いたというよりも、そういう反応を示した自分の心に驚きました。
自分で自分の心の動きに驚いた経験、もうひとつあって。
それは、パンクバンドのライブで心安らぐ自分を見つけた時です。
パンクバンドのライブ、歌詞はがなるように暴力的、演奏も暴力的、しかもボリューム最大。その暴力的な音の中で不思議に安らぐ自分を見つけて驚いたことがあります。暴力的な気持ちになるんじゃなくてね。パンクバンドなら何でもいいってんじゃなくて、どこか波長が合うことが必要みたい。また、同じように暴力的な演奏でも、へヴィメタルと名乗るバンドではそういう事は起きません。
なぜなのか自分でも判りません。たぶん、私の心の闇のどこかにある何かが反応していると思うのですが。そこをまさぐる事は、無意識レベルで封印されているのかもしれないけど…。まさぐろうとすると怖気がでてまさぐれない記憶がいくつかあるのも自覚しておりますが…。それは私の罪の記憶に通じているような気もしますが…。
立島さんの作品には、そこに通じる何かがあると思います。いや、立島さんは私がおもんばかる資格もないほど大変な人生を歩んでこられたようですが。
いや、そういった訳で立島さんの作品には惹かれています。
立島夕子さんの個展は9日までです。渋谷のギャラリー、ル・デコにて11時から7時まで(最終日は5時まで)。
たぶん、好みは極端に分かれると思いますが、必要としている人にはとても必要な作品たちだと思います。
よろしければ観に行ってくださいませ。
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