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2007/12/07

“家族”というものの行き着く先は

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/017/loverfather_point/
gooランキングより、『「父親でもモテる人」に必要な条件ランキング』というお題だそうで。

本田透さんの本とか小谷野敦さんの本を読んでいてつくづく思うのですが。最近、世の中は“恋愛消費社会”だなぁと思ってます。“恋愛”を軸にした消費が隆盛な社会、そして、“恋愛”が“消費物”となっているという社会、二重の意味で“恋愛消費社会”だなぁと思ってます。

「“恋愛”を軸にした消費」。つまり恋愛、モテのための消費ですな。それこそ“モテ服”のお店からデートのための高級レストラン、セックスのためのラブホテルまで、“恋愛”のための消費は多岐に渡っていて、“恋愛”のための消費はいろんな産業を潤していると。消費社会を拡大していってると。

その最大のミソはその核となる“恋愛”が“プライスレス”な事です。だから、プライスレスなものに対する消費だから歯止めがない。また、金持ちは金持ちなりに、貧乏人は貧乏人なりにカネの使い方が生まれ、“消費”につながる、と。金持ちが財布の底をはたいた部屋いっぱいのバラの花のプレゼントと、貧乏人が財布のそこをはたいた1輪のバラのプレゼントも、対象が“プライスレス”な恋愛なら等価ですし。ただ、金持ちも貧乏人も財布の底をはたいたっていう部分においては一緒で。両者ともカネをはたく“よき消費者”、エコノミカル・コレクトたりえる、と。

そして、「“恋愛”が“消費物”となっている」ということ。つまり、“恋愛”は消えモノになってしまっていると。だから常に人は新しい恋愛に向かい、それゆえまたその新しい恋愛に対する消費が生まれる、と。終わりなき“恋愛ゲーム”を生きると。

いや、本来、恋愛は消耗品だそうです。“恋愛”に伴う脳内麻薬の分泌は、つまり興奮状態は、いつか消えていくものだそうで。だから、“恋愛結婚”を継続させるためには、家族を成り立たせるためには、その“恋愛状態”から、もっとじんわりとした、なんて呼べばいいのか、“愛着状態”へのシフトが必要になって。ただ、それがうまくいかない場合が多々あって、だから“恋愛結婚”が主流となった現代は離婚率が高いという仕組みだそうです。

しかし、そうなってくると、離婚率が増加し、“家族”が崩壊していくと、出生率が低下しますな。日本存亡の危機ですな。じゃあ、どうすればいいかというと。この恋愛消費社会がますます発展しつつ、日本存亡をどう防ぐかと考えれば。

答えは簡単です。夫婦は“家族”として、“家族”しかできない機能、つまり、子育てとかを果たしつつ、逆にそういうためのユニットだと割り切って、夫婦はそれぞれに家族の外に愛人を持つ、つまり、恋愛関係を持つ、そして、その愛人のほうは恋愛感情が醒めたら交換する。そういうかたちにもっていくのがベストですな。

(今読んでる本田透さんの『脳内恋愛のすすめ』も「家族を維持しつつ家族外に恋愛関係を求める」という生き方について書かれています。ただ、もちろん、本田さんの主張のコアになる意味は上に書いたことの真逆でありますが。)

中世ヨーロッパあたりの宮廷社会では、妻のほかに愛人を持つのは当たり前だったそうですし、現代日本の大衆社会でも実現不可能な事じゃない。
ただ、今日の日本では、いまだに表面のうわべごとのきれいごとでは、不倫とか愛人を持つのはタブーでありますが。それは徐々に壊れつつあるんじゃないかしら。

マスコミとその陰に隠れた資本家たち、消費社会をさらに進めたい側はそういう方向へ大衆をシフトさせようとしつつある、そういう状態じゃないかしら、今は。それで上のようなランキングも生まれたと。そして我々は“消費する家畜”としての新たな段階を踏み出そうとしている、と、そういう端境期かと。

その洗脳手段としてのチョイ悪オヤジ(笑)雑誌とか。最近は、老人向けの消費啓蒙雑誌とかあるみたいです。もちろん女性向けのそういう雑誌もあるのでしょう。少子高齢化の流れからしても必然だろうけど。

ま、あたしみたいなキモメン、「もてない男」、恋愛弱者はさらにさらに疎外される社会でありますがね。だからクソ食らえと思いますけど。ただ、キモメンだからこそ、そういうカラクリに気がついたって部分もありますな。あたしだってキモメンに生まれついたりせずに、頭を空っぽにして、時代に踊らされていたかったです。そういう生き方のほうが楽だもの。

ほんと、誰か、心からくつろげる、つまり“恋愛関係”じゃなくて“愛着関係”を持てるが相手が傍にいてれないかなぁと望んでおりますがね。

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