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2007/11/08

『トム・ゴードンに恋した少女』

『トム・ゴードンに恋した少女』(スティーブン・キング:著 池田真紀子:訳 新潮文庫)
ちょっと前に読了。これも読むものに迷っていた時、スティーブン・キングならハズレなしじゃろと思って買いました。ほんと、「何を読めばいいんだろう?」と本屋さんで迷子になったような気分になって。そしたらこのおはなしも森で迷子になった女の子のお話。

そう、このお話は世界を揺るがす大陰謀とかのお話じゃなくて、ほんと、9歳の女の子が森で迷子になるだけのお話なんですが。
迷子になっていくくだり、「あ、そんなことしちゃダメ」と思いつつ、「やっぱり僕でもそうしちゃうよね」とハラハラです。そして、小さい頃、迷子になった思い出が次々浮かんで、読ませます。

タイトルの“トム・ゴードン”は実在の野球選手。本書のころはレッドソックスに在籍。彼女が大ファンな野球選手。森で迷子になった彼女の心の支えは、離婚して離れて暮らす父親ががんばって貰ってきてくれたトム・ゴードンのサイン入り野球帽と、ウォークマンで聴くレッドソックスの試合なんです。そのくだりもぐっと来ました。

また、ひどい目に遭いつつも、彼女が時折見とれる自然の描写も素敵だったです。

そして、彼女を追う謎の存在。彼女が見る幻?影。それがホラーな味を本作に与えていますが。ここらへんはもうなくてもいいくらいと思うのですが。スティーブン・キングの筆力なら。いや、スティーブン・キングはもともとホラーの人ではありますが。

ただ、若干淡々としてるなぁという印象もあります。う~ん、もし、スティーブン・キングを初めて読むというのなら、他の作品をおススメするくらいの本でありますが。でも、面白かったです。

ここんとこほんとに小説が読めなくなってきてるっぽい気がして…。ちょっと落ち込んでいますが。でも、面白本ならまだまだ読めそうな気がしてきました。

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