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2007/10/21

天野可淡展

昨日は渋谷のヲ人形ギャラリー「マリアの心臓」で開催されている天野可淡展に行ってきました。いや、昨日は出勤日だったけど、渋谷へ行く用事をこしらえて、ついでというカタチで駆け足で回ってきました。
天野可淡展をやってることはだいぶ前に知ってましたが、行きそびれていました。で、天野可淡展は来週末まで。来週末ならむちゃくちゃ混むんじゃないかと思って行ったしだい。
いや、昨日でも結構人がいました。もともとマリアの心臓はそう広いギャラリーじゃないんですが。そう気楽には見られる状態じゃなかったです。

もともと球体関節人形は個人所有のものが多いと聞きます。マリアの心臓のコレクション以外にも作品を提供されている方がいらっしゃるのかしら。点数的にはけっこうあったかと。数年前、押井守監督作『イノセンス』のタイアップで開催された球体間接人形展よりは点数的には多かったような感じですが…。

小さな人形達でこしらえたメリーゴーランドがありました、かわいらしかったです。六角形か八角形の、後ろが鏡張りになってるガラスのケースに収められたお人形。ウサギ?の姿なんですが、後ろの鏡には人間の顔が映っていてちょっとびっくり。つまり前面がウサギ、後面が人間の半獣半人のお人形なのですが。二重びっくりです。。つまり、鏡に映っているのが移らないはずの正面顔、そしてウサギのお人形なのに映っているのが人間の姿、その二重びっくりです。

奥にお人形の祭壇。横たわる半裸の少女。思わずしげしげと見つめて、ふと振り返ると子供のお人形が「おっちゃんおっちゃん。こんなん好きなんか?」といたずらっぽく問いかけてくるような表情。ああ好きじゃ~~!半裸の少女がぁ~~!!(マテコラ)

そう、カタンドールの魅力はその表情ですね。ほんと、なんか、問いかけてくるようです。この前購入した書籍版の『KATAN DOLL』(そして、シンフォレストのCD-ROM版『KATAN DOLL』にも)収められている天野可淡のエッセイ「解かれたガラスのリボン」の一節、「人に愛されるだけの人形ではなく、人を愛することのできる人形に。常に話しかけ、耳をかたむけ、時には人の心に謎をかける人形に。」というのを思い出しました。

大ぶりの人形、指の関節まで可動にしようとしているようです。ただ、そうなるとなんか骸骨の手みたい。天野可淡が二十歳のころこしらえた処女作というのもありました。

ただやっぱりパーツの破損が起きているのが気になります。ひび割れたり、指なんかが欠けていたり。お人形さんですから痛々しいです。そうやって朽ちていく運命をカタンドール達は受け入れているかもしれませんが。ただやっぱり治せるうちは治してあげてほしいと思うのですが。他人の手が加わると価値が下がるなんて思っているなら、おかとちがいだと思いますが…。

ちょっと混んでいたので、早々に引き上げました。いや、ほんとは、この会場ひとりっきりでいたいというわがままも感じたんですけど。

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追記です。
マリアの心臓のサイト
http://www.mariacuore.com/index.html
によると、天野可淡展は11月25日まで会期延長になったようです。

投稿: BUFF | 2007/10/31 10:35

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「マリアの心臓」でやっている、「天野可淡展」に行って来た。 地下一階、薄暗い会場 [続きを読む]

受信: 2007/11/06 00:12

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