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2007/10/02

『KATAN DOLL THE BOX』

『KATAN DOLL THE BOX』(天野可淡:人形 吉田良:写真 エディシオン・トレヴィル:刊)
を購入しました。伝説の球体関節人形作家、天野可淡の復刊された作品写真集の特装版です。

前にも書きましたが、天野可淡の作品集は『KATAN DOLL』、『KATAN DOLL fantasm』の2冊が生前に、90年に天野可淡が交通事故で急逝されてから『KATAN DOLL retrospective』がトレヴィルから出版されています。また、CD-ROM写真集としてシンフォレストから『KATAN DOLL』が発売されていました。

写真集3冊は版元のトレヴィルの倒産に伴い絶版、CD-ROM写真集のほうは数年前に廃盤になって、ながらく天野可淡の作品を気軽に見られる状況ではありませんでした。わたしの知る限りでは、渋谷の人形ギャラリー「マリアの心臓」でカタンドールが数体公開されているぐらいでした。

それがこのたび、復刊ドットコム(http://www.fukkan.com/fk/index.html)におけるファン投票によって、『KATAN DOLL』と『KATAN DOLL fantasm』の復刊が決定し、その売れ行きしだいでは『KATAN DOLL retrospective』の復刊もあるそうです。版元はトレヴィル倒産後、それを引き継いだエディシオン・トレヴィル(http://www.editions-treville.com/)です。

ただ、今回の復刊は旧版の完全な再現ではありません。版型が若干大きくなり、増ページされたそうです。また、新たに天野可淡の旦那さんでもあり、本書の写真を担当された吉田良の、天野可淡の思い出をつづったエッセイが収められています。また逆に残念ですが、旧版のオリジナルポジが数点紛失しており、差し替えが発生しているようです。
ポジの紛失があったのは残念ですが、完全復刻じゃないので、旧版をお持ちの方もそれで値打ちがありますし、いい復刊の仕方じゃないかと思います。

そして、今回、その復刊を記念して『KATAN DOLL』と『KATAN DOLL fantasm』をセットにした愛蔵版が千部限定で刊行されました。で、私も思わず頭に血が昇り、購入した次第。

オーダーしたのは7月末ごろかな?納期は9月下旬、ずいぶん先だなぁと思っていたのですが。でも、きてみると早いものです、しかし、9月下旬になっても発送通知も来ず、こういうものって遅れるものだし、やっぱり10月くらいになるかなぁと思っていました。そしたら突然届きました。代引なのでちょっとあせりましたが。しかし、発送メールもないのはちょっと不親切です。

071002aこれが届いた『KATAN DOLL THE BOX』です。タバコは大きさ比較用です。A5サイズだそうですが。
真ん中に溝が走っていますが、この函はキャップ式と言えばいいのかな、差し込み式の蓋になっていて、この溝がその合わせ目になっています。
ストロボで飛んじゃってますが、書名は金箔の箔押しです。

071002b 中身です。
左が『KATAN DOLL』、右が『KATAN DOLL fantasm』。
表紙の色を変えてくれたほうがよかったかなぁとか思うんですが。
赤い部分はベルベット調の素材が使われています。書名は金箔の箔押し。その金粉のかけらが表紙にちょっと散っちゃってます。はたけば落ちるかな。

071002c 2冊の間に挟まれていたカード。
2冊の本同士が擦れないように入っていたかと思います。
だから、だいたい表紙の大きさで、絵葉書サイズよりはかなり大きめです。
CD-ROM写真集にも入ってて、好きな作品です。

あと、中身なんですが。実はまだあまりよく見ていません。なんか本が傷むような気がして、綴じしろが痛まないように本を少しだけ開いて、覗き込むようにしてちょっとだけ見ました。やっぱり愛蔵版だけじゃなくて、普段見る用に通常版も買っておけばよかったかなぁ…。しかし通常版も2冊買えば6千円がとこ吹っ飛びますし…。

ま、しばらくすれば慣れて、普通に見るようになるでしょう。そして、本も擦り切れていくのでしょう。今はかたい箱の蓋も少しづつ緩んで、スムーズになっていくでしょう。いつか破れてしまうかもしれません。でも、そっちのほうがいいかも。

天野可淡さんも、本書に収められたエッセイに、お人形にとって死蔵されてしまうことは死よりもつらいことというような事をお書きになっていますし。本もそうかもしれない。死蔵されてきれいなままでいるより、さんざん人間の相手をつとめて、擦り切れ朽ち果てていくほうが幸せだと。私もそう思ったりします。

本版で追加された吉田良さんのエッセイに、天野可淡さんの人となりについて語られています。男気あふれる方だったとか。オートバイに乗り始めたきっかけについても語られています。それがけっきょく天野可淡の命を奪うことになるのですが。

でも、人生って、結局は「リスクとリターン」だとも思います。オートバイは危険な乗り物であると思いますが、でも、それが大きな喜びを与えてくれるなら。可淡さんはオンロードみたいだったようですが、私はオフロードバイクに乗ってたし。東京じゃオフロードはきついし、バイクの置き場所さえままならない東京暮らしで結局バイクは諦めたけど。でも、まだ、いつか乗りたいと思ってますし。

親父のいちばん下の弟がバイクの事故で亡くなってますし、いちばん先に死んだ同級生の死因はバイクの事故でしたが…。いや、私も、バイクの事故で大怪我したり死ぬ時があったら、バイクに乗ってたことを後悔するかもしれませんが。

いや、話が変な方向に転がってしまいました。閑話休題。

この特装版、復刊ドットコムの方では品切れになってますが、エディシオン・トレヴィルのオンラインショップ(http://www.editions-treville.net/)では在庫僅少ですが、取扱いがあるようです。お申し込みはお早めに、ですな。

ただやっぱり私には豪華すぎてちょっともったいない買い物だったかもと思ったりしますが…。

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