ホップ・ステップ・バック!
土曜日は北池袋新生館シアターに、TEAMトーキョートのお芝居「ホップ・ステップ・バック!」を観にいきました。昭和精吾事務所のこもだまりさんがご客演という事で。
場所は東武東上線北池袋駅近く。北池袋、いかにも普通しか停まらない私鉄駅前という風情です。こじんまりとした商店街、チェーン店のコンビにはあるけど、チェーン店のファーストフード店はありません。井上陽水の歌が聞こえてきそうな「開かずの踏切」。
どうせ会場が見つからなくて彷徨うんだろうなぁと思って、ちょっと早めに着きましたが。案内の人が立っていて助かりました。こういうちょっとした気遣いがうれしいです。
ややあって客入れ。
緞帳はありませんでした。舞台装置は若い衆の部屋といった風情。ベッド、小さな本棚。ミニコンポ、小さなテーブル。壁にはビートルズのアビィ・ロードの横断歩道のポスターと、何かプリントアウトみたいなポスター。
開演は予定時間ぴったりの6時からでした。
コメディ仕立てのお芝居でした。
明日、15年ぶりに別れた父親と会う青年。そのツレ、同棲相手の彼氏と帰省している姉。
明日、父親と会ったらどうしたらいいか悩む青年、今度のお祭りのかくし芸大会の相談をするツレ、籍を入れるかどうか悩んでいる姉の同棲相手。
そういった人たちのお話がテンポよく進んでいきます。
青年とツレのふたり、その3人がメインキャストになるのかな。漫画とかアニメの言い方を借りるなら、キャラが立ってました。
しかし、普通のお芝居は久しぶりです。アングラとか寺山系のお芝居しか観てないし。そういったことを、ある、お芝居の世界のヴェテランの方に言ったら、「普通のお芝居も観てないと寺山芝居は語れないのでわ?」と言われましたが…。
子供連れのお客さんが何人か。「普通のお芝居」はそういう客筋もあるのかなぁ。多分、役者さんやスタッフさんのお友達関係だと思うけど。
同級生かしら、昔は一緒にお芝居していたお仲間かしら。
かたや、家庭を持ち、子供をもうけ、客席に。かたや、お芝居の世界を歩み続け、舞台に。
なんとなく、感動であります。人生模様であります。
という方向でお芝居を楽しんで帰宅。
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