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2007/09/12

シュヴァンクマイエル展

今、ラフォーレミュージアム原宿でやってる『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展~アリス、あるいは快楽原則~』は12日まで。チェコセンターでの日比谷カタンさんのライブと『シュヴァンクマイエルのキメラ的宇宙』の上映のイベントで知ったのだけど。

こりゃ見に行けないなと思っていたんですが。ふと調べてみると、8時までやってます。(最終日の12日は6時まで)そうか、就業時間に飛び出して駆けつければ、小一時間くらいは見られるなぁと気がつきました。で、昨日、駆けつけてみました。11日、ぎりぎりに気がつきましたな。

原宿はちょいと苦手な街ですけど、ラフォーレミュージアムへ。さすが最終日近いのか、入場待ちの長い行列。どうも行列は苦手なので、帰ろうと思いました、せっかくここまで来たのだしと思って。ややあって入場。

ヤン・シュヴァンクマイエルの映像作品はいくつか拝見しましたが、絵画や造形作品を見るのは初めてです。

最初が博物誌のコーナー。ヤン・シュヴァンクマイエルの想像の生き物たちのイラスト。昔の博物学なんかの、あの、細かいペン画です。いろんな動植物とかをコラージュした作品群。同じ手法で動植物を組み合わせた架空標本とか。こういうのがいちばん好きです。

展示作品ははどうもヤンとエヴァ、どちらの作品だか明記はされてないようで。まさか、そんなことはないだろうなぁ、やっぱり見落としたんだろうなぁと思うのですが。いや、わざと明示してないのかなぁ。でも、判別は、絵画ならサインで"Eva" とあるのがエヴァの作品でしょうかなと思いつつ見ました。

先日チェコ大使館で拝見した『シュヴァンクマイエルのキメラ的宇宙』に出てきた、ヤン作の、触るエヴァの肖像を見つけたので、ちょっと行列に並んで触ってみました。腕カバーみたいなのがついていて、中が見えなくなってる穴に手を突っ込んで手探りで鑑賞するという作品です。もうひとつ、同様の触る作品があったのですが、そっちも行列ができていて、そっちはパスしました。

そういえば、だいぶ前、同じく原宿で手を差し込んでみるオブジェというのを見たことがありました。溝の奥の穴ぼこに手を突っ込んでみるという趣向、なんだか柔らかくて生暖かくて、女陰を意識しているんでしょうか、そんな感じなの。

映像作品に使われたプロップも展示されていました。『悦楽共犯者』の、こね棒にブラシとか羽毛とかついたやつ。そういえば、『悦楽共犯者』に出てきたあの機械は、天井棧敷風に言えば『快楽機械』なんだなぁ。

『悦楽共犯者』の藁人形とかもありました。
映像作品『アリス』に関しては、1コーナーが設けられていました。私は『アリス』が未見なので、ちょっと残念でしたが。

しかし、ちょっと思うけど、シュヴァンクマイエルの映像作品って美人が出てきませぬ。都会風というか、線が細いというか、シャープというか、そんな感じの女性が出てきませぬ。チェコの女性ってそんな感じなのかなぁ。それともそれがシュヴァンクマイエルの好みというか方針なのかなぁ。

そうですね、そういう部分も含めて、どこか土の香りがする作品群でもあります。グロテスクではありますが、鋭角な感じ、尖った感じがあまりしない作品群と感じました。

駆け足で見て回ったし、図録も買いそびれたけど、見に行くことができてよかったです。またイメージフォーラムあたりでシュヴァンクマイエルの特集上映とかないかなぁ…。

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