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2007/09/13

チップセットクーラー

今使っているマザーボードはASRockの939SLI-eSATA2な訳ですが。
こいつのチップセット、ULiのM1697が爆熱であります。

えと、“チップセット”というのは、CPUがPCの頭脳だとしたら、PCの脊髄にあたるパーツです。メモリコントローラ(Athlon64だとCPU側についていますが)、PCIやPCI Expressインターフェイス、PATAやSATAコントローラーが入っているパーツです。これでPCの基本的な機能やパフォーマンスが左右されるんだけど。普通ならチップセットはノースブリッジとサウスブリッジに分かれています。機能を分担しているんですけど。ULi M1967はそれをコストダウンのために1チップに統合していますし、だから発熱量も多いんだろうとは思いますが。

ZALMANの大型ヒートシンク・ZM-NB47Jでさえ、シンクが手で触れないほど熱くなります。もちろんいっさいオーバークロックとかしていない状態です。それでも動いてるし、オリジナルのヒートシンクはさらにしょぼい品物ですから、そういう設計でメーカーがいいと思っているのなら、それでいいのかもしれませんが…。

でもやっぱり手で触れないくらい熱いってのは気になります。冷却を強化しようと手持ちのパーツでいろいろ試してみたんですが。やっぱりどうも思ったより温度は下がりません。で、最強チップセットクーラーの呼び声が高い、ThermalrightのHR-05 IFXというチップセットクーラーを買ってみることにしました。

ThermalrightのサイトのHR-05の製品紹介は
http://www.thermalright.com/a_page/main_product_hr05.htm
です。ただ、私が買ったのはこのHR-05の改良型のHR-05 IFXという品物です。
HR-05との違いは取り付けられるファンが7センチから8センチ(15ミリ厚)になったことと、取り付け金具が若干改良されたようです。その冷却能力は最強で、ほぼ全てのチップセットがファンレスで運用できるとうたわれています。

こいつはヒートパイプ式のクーラーです。ヒートパイプってのはメッシュの内張りがされたパイプに、作動液が入っている品物だそうです。で、チップセットに触れた部分で作動液が熱によって気化して、そのとき蒸発熱を奪い、気化した作動液はフィンのある放熱部分で冷やされて液化して、内張りのメッシュの毛細管現象によってチップセット側に戻ると、そしてまたそこで蒸発して気化熱を奪い…、そういうサイクルで冷却するそうです。従来型の全金属製クーラーよりはるかに冷却効率がいいそうです。

ただ、ヒートパイプ式にも欠点があって。
ひとつは発熱量がヒートパイプの性能を超えた場合、気化した作動液が液化できずに、がたっと性能が落ちるということ。
もうひとつはその構造上、吸熱部が下、放熱部が上というレイアウトがベストな性能を発揮できるのですが、通常PCに使う場合、CPUやチップセットなら、パイプは横向き、ATX系のマザーに装着されるビデオカードなら、パイプは下向きになってしまうということ。
その2つがヒートパイプ式の欠点だそうです。

私はThermalrightのSI-120で初めてヒートパイプ式のCPUクーラーに手を出しました。今までの全金属製のどっしりしたCPUクーラーに慣れていた私は、大柄なわりにスカスカしたSI-120に「ほんとにこれで大丈夫なのかなぁ」と不安を感じました。ま、使ってみれば大正解で、よく冷えるし、12センチファンを使うので静かだし、いい感じでした。(ファンって、直径が小さいと回転数で風量を稼がないといけないので、どうしてもうるさくなってしまうのです。)
それからビデオカードにもにもヒートパイプ式のカスタムグレードのVGAクーラーををつけましたし。これでヒートパイプ式クーラー3つ目になりました。

HR-05の画像をご覧になるとわかりますが、結構でかい品物です。939SLI-eSATA2のチップセットはPCIスロットの横にあり、近所にPATAやSATAコネクタとかUSBのピンヘッダがあります。で、干渉しそうだったので、購入前に厚紙をHR-05のサイズに切ったのをあてがってみました。う~ん、ギリギリ何とかなりそうな…。で、購入してみることにしました。

しかし、ま、現物を合わせてみるまではドキドキですな。で、PCをバラして、マザーボードを取り出して。で、合わせてみるとほんとギリギリでつきます。胸をなでおろしました。

取り付けはもうちょっと何とかして欲しかったという感じ。マザーの裏からネジを通して、上からナットになってるパーツで固定用金具を押さえるって方式ですが。裏のネジが回らないようにドライバで押さえつつ、上から金具を取り付けるってのはう厄介です。EvercoolのNortpoleみたいに、マザーにベース金具を取り付けてからクーラー本体を取り付けるって方式にしてほしかったです。

しかも、ネジにゴムのワッシャを使うのですが、そのワッシャ、ちょっとネジを強く締めるとちぎれちゃいました。そのせいかどうかマザーの被覆がはがれてしまいました。もうちょっとひどかったらパターン切断になってしまったかもしれません。手元にプラスチックのワッシャがあったのでそっちに交換しました。

さて、PCを組み上げてスイッチオン。う~ん、やっぱりかなり熱くなりますな。前に書いたとおり、ヒートパイプ式は処理能力を超える発熱だと、一気に効率が悪くなるそうですが。
で、ファンもつけてみることにしました。ファン代まで出て行くのはちょっと予想外でしたが。

Nidec(日本電産)の8センチ15ミリ厚の静音型ファンをつけてみました。ファンの取り付けは、SI-120と同じく、ネジ留めじゃなくて、針金のクリップで押さえる方式です。引越しとかPCがちょっと乱暴に移動させる時は外れたりしないように気をつけないといけませんな。
静音型ファンで風量も少ないので大丈夫かなぁと思ったのですが。ファンを付けるだけでてきめんにヒートシンクの温度は下がりました。これで大丈夫かな?

ま、ほんとうに要るかどうか判らない物を買ってしまいましたが、安心ではあります。

しかし、デジカメの修理、早く終わらないかなぁ。
画像が入れられない…。

(ちなみに私は通常、ファンなしのヒートシンクのみの品を~(ヒート)シンク、ファンつきの品を~クーラーと呼びますが、なんかこの文章中でも混乱がありますな)

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