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2007/08/27

溶鉱炉Vol.10

行きたいイベントとかライブとかたくさんあった今週末でしたが、けっきょく行けたのは土曜日の「溶鉱炉Vol.10」だけ。「溶鉱炉」(http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/)とは、恋川春町さんが主催するポエトリーリーディングとか音楽とかパフォーマンスのイベントです。今回、なかおちさとさんと立島夕子さんがご出演というので。ま、ほんと、「引きこもりの虫」を何とかやっつけてお出かけしました。

当日のご出演はたくさんいらして。
ポエトリーリーディングが恋川春町さん、フーゲツのJUNさん、杉田奈央子さん、ジュテーム北村さんたち。
音楽が山崎怠雅さん、アーヴィントンさん、河内兄弟さん、なかおちさとさん、ガンジーさん、北村誠さんたち。
舞踏&ダンス&パフォーマンスがNoriさん、蒼羽マリさん、立島夕子さん。
そのほか飛び入りあり、でした。

会場は西武新宿線・新井薬師のSpecial Colorsさんでした。板張りの床のスタジオ風のスペース。ビールを頼みましたが、霜の降りたジョッキにキンキンに冷たいビールという、真夏のいちばんまっとうなビールのあり方を供されます。これでいっぱつで好きになりました。

ややあって開演。

ご出演がたくさんあってあまり憶えてないのですが。いくつか。

最初が蒼羽マリさんさんのダンス。ストリップティーズ・ダンス。といっても下着姿までですが。
それから飛び入りの方。マイミクのやまさんとか。

そして、なかおちさとさんと立島夕子さんのユニット「私の死」。
なかおさんの暴力的な(と、ひとことでくくると取りこぼされるニュアンスがたくさんあるのですが)エレキギター他の演奏と絶叫する立島夕子さん。
立島夕子さんは先日、友人を亡くされて。そうやって死んでいった友人が幾人かあって。その追悼と「私は生きていく」という決意。なまなかな気持ちで書く資格は私にはありませんが。

なかおちさとさんは2001年夏のテラヤマバスツアーで出会いました。私がライブハウス通いをするきっかけとなった張本人です。ま、ほんと、今はライブハウス通いがメインの趣味になりましたが。なかおさんと出会ってなかったらそういう事はなかったでしょう。

河内兄弟さん、手書きで“兄”と描かれたTシャツ姿の方と、“妹”と描かれたTシャツ姿の方。
“兄”がギターの弾き語り、“妹”がアブストラクトなライブペインティング。

アーヴィントンさん。さまざまな民族楽器とミニチュアトランペットのユニット。愉快だったです。

恋川春町さん。今回はアコギの山崎怠雅さんとカポエラダンスのNoriさんと共に。カポエラ。中島らもさんのエッセイで読んだ事がありますが、ブラジルの奴隷たちの格闘技とか。奴隷として両腕を縛められた状態でも戦うために、足技が発達しているという話ですが。逆立ちして両足を振り回すとか。そのカポエラの“型”を応用したダンスでしょうか。床や壁を打ち付ける響きがさすが格闘技、重くて。あの打撃を受けると脂肪とコレステロールで何とか形を保ってる私の内臓とかいっぱつでバラバラになりそうです。

トリがフーゲツのジュンさん。昭和40年代、アングラ、フーテンのメッカだった新宿・風月堂
の当時を知る方。そして、「電脳・風月堂」(http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/)という、風月堂を知ることのできるサイトを運営されています。今回、エレキギターとサックスの方を加えてのポエトリーリーディング。

という訳で、今回のイベント、楽しみました。

今回、立島さんのステージでお客さんの失礼があったとか。茶々を入れられたそうです。
私としてはステージの最中、携帯カメラで音をさせて(盗撮防止のため、携帯カメラは音を消せないそうですが)写真をとっていた人がいるのが気になりました。

う~ん。茶々を入れあうようなある種の和気藹々さというか、“ゆるさ”と、息をつめて接さないといけない緊張感と。あまりゆるいほうにいくのもいけないと思うし、かといってずっと息をつめていないといけない息苦しさもまた…。そのバランス感覚が大切なのだろうけど。

よくわからないけど。でも、「とりあえず笑っとけ」的な感覚は私は嫌いです。人の切実な表現に接した時に。
たとえば、ろみさんの歌は、お客さんで笑い声を立てるひとがいるけど。ろみさんの歌はいっけんこっけいに聞こえるかもしれませんけど、でも、その裏に切実があって。それを一見こっけいに見えるオブラートで包んでいるんだけど。それが切実さをさらに高めていて、私は笑えないんだけど。
ま、逆に、お客さんは、その切実さに耐えられなくて、笑い声を上げてしまうのかもしれませんが。

私は「とりあえず笑っとけ」にいくよりも、せめて沈黙している人間でありたいなと。なんかうまく説明できないけど。

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