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2007/06/28

非常ボタン、押しました。

街を歩くとあちこちに非常ボタンってのを見かけますが。

火災報知機や踏切の緊急列車停止ボタンとか。プラスチックのカバーがついて、押し破らないと押せないの。
ほとんどの人は、そういうのを押す事とは一生無縁かもしれなし、無縁であって欲しいと思ってるでしょう。あたしもそう思ってました。

でも先日、押す事になりました。

帰り道の地下鉄車中。対面で吊り革に掴まってたおじさんの様子が急に変になりました。
膝が崩れて、倒れそうになって。その時は、遅い時間だったし、「酔っ払ってるのかなぁ」と思ったのですが。そのまま倒れこんでしまって。

いや、あわあわしました。あわあわして立ちつくしていると、何人かの人が、おじさんの様子を看はじめました。あぁ、早く駅に着かないかなぁと私もあせって。で、駅に着いて、ホームに出て、駅員さん呼ぼうと思ったら、駅員さんの姿が眼に入らなくて。
電車も出そうです。

で、あせりまくって、他にどうしようもないと思って、車両についていた非常ボタンを押しました。プラスチックカバーが破れる感触がすると思いましたが、そういうのはしなかったような記憶があります。いや、気が動転してて親指で押したか人差し指で押したかも記憶がないのですが。
警報が数秒鳴って。車掌さんの声がして。けっこう大声で話さないとインターフォンでは聞こえないみたいです、というか、声がうわずっていたかもしれませんが…。
私が乗ったのは車両の前のほうで、運転手さんが先にやってきて、車掌さんがやってきて、
そして、駅員さんがやってきて、倒れたおじさんはたぶん、救急車で運ばれていったと思います。

私は乗っていた電車に戻りましたが。心臓バクバクでした。

駅のベンチに座らされていたおじさんの姿と、おじさんについていたお客さんの姿が記憶に残ってます。駅員さんは救急車を呼びに?行ってしまって、ひとり残されたおじさんを、しっかり、きちんと、運ばれていくまで見届けようとする姿。私は乗ってた電車に戻ったけど。責任感の強い人だなと思いました。

あとから振り返ってわたしもかくあるべきだったと反省します。
ほんとうに、人のほんとうってのは、緊急事態にならないと解らないものだと思います。

日本冒険小説協会会員として、そういう時も誇り高く、きっちりと動けたらいいなと思ってはいるのですが…。

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