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2007/04/11

神菜、頭をよくしてあげよう

神菜、頭をよくしてあげよう(大槻ケンヂ:著 角川文庫)
読了。エッセイ集です。

これも何度か書いていますが。
大槻ケンヂ率いる筋肉少女帯のファンクラブ、ノーマン・ベイツに入っていました。
最初は大槻ケンヂの本から入りました。「奇妙な味の作品」のアンソロジー集に、大槻ケンヂのエッセイが収められていて、それが出会ったきっかけです。小学校の屋上から飛び降り自殺したけど、すぐには死ななくて、起き上がって喫茶店に入って、そこで死んだ女友達のことを書いたエッセイだったと記憶しています。

ほんとの事か創作かは分からないのだけど。ほんとの事ならそういうこともあるのか!もし創作だったらよくそんな話を思いつくなぁ!と、舌を巻きました。それから大槻ケンヂの本を読むようになって。
しばらくは筋肉少女帯の曲には手を出していなかったのだけど。ちょうどそのころ、大槻ケンヂがホストを勤める日曜の朝遅くの番組があって。時々見ていました。で、テーマ曲があったのだけど。ある日じっくりその曲を聴いてみたら、「こんなシュールかつムチャクチャかつ深いラブソングがあったのか!」と、さらに腰を抜かして。この曲、『香菜、頭を良くしてあげよう』という曲の入ったアルバム、『レティクル座妄想』を買いました。それでさらにはまり。

で、生まれて初めてオールスタンディングの“ライブ”というのに行きました。30歳過ぎて(爆)。いや、楽しかったです。ただ、慣れてないせいで、ここ空いてるってんで陣取ったところがPAのドまん前で、2・3日耳がつーんとしていましたが。
それからファンクラブにも入って、それから98年の活動停止までの各ツアー、だいたい1回づつは行ってました。

ネットを始めたのも、筋肉少女帯オフィシャルホームページができたと聞いたからです。オフィシャルホームページができたバンドorミュージシャンとしては、かなり最初のほうになるんじゃないかしら。
ま、それから数年して、今度はオフィシャルホームページでのメンバー交代発表の時、掲示板でのやり取りで嫌気がさした大槻ケンヂが筋肉少女帯を脱退して、筋肉少女帯は活動休止状態になったのですが。ネットが原因で活動休止になってしまったと。

1年だけ大槻ケンヂファンクラブの「ステーシー」の会員にもなりました。ただ、ライブとかは行かなかったです。ただ、ロフト+1で定期的に開かれていた『大槻ケンヂののほほん学校』は数回行きました。しかし、あまりにもすし詰め状態で、場所をとる私としては心苦しくなって(というか、縮こまっていて体が痛くなるので)、行かなくなってしまいました。実のところ、ロフト+1という場所自体、あまり好きじゃないので…。

去年の秋、筋肉少女帯は再結成されたようですが、2001年秋から始めたライブハウス通いのほうで手一杯なので、再結成ライブは涙を呑んでパスしました。でも、そうやってライブハウス通いを始められたのも、三上寛ファンクラブに入って良くして頂いているのも、筋肉少女帯で三十路越してるというのに思い切ってライブハウス初体験して、思い切ってファンクラブに入った、そういう経験があるおかげだと思っています。
ロックの世界じゃ「どんととらすとさーてぃーおーばー」だそうですが…。

さて、本書は。

『神菜、頭をよくしてあげよう』という本書のタイトルは、『レティクル座妄想』というアルバムに収められた『香菜、頭を良くしてあげよう』という曲からとられたようですが。なぜ香菜が神菜になったのかは良く判りません。

ちょっと長年の疑問があって。大槻ケンヂにも中島らもにも、ペヨーテ(幻覚シャボテン)を食べたというエッセイがあって、よく似てるのですが。どちらかが影響を受けたのかな、それとも偶然かなぁと疑問に思っていたのですが。私、中島らもも好きだし、エッセイとかの作風も似てると思っているのだけど。
本書を読んで、中島らものエッセイを読んで、大槻ケンヂも同じようなエッセイを書いたのだと知りました。まぁパクリっちゃパクリなんでしょうが。でも、両方とも面白く読みました。

無力無善寺と伝説の『うんこライブ』のことが書かれていて引っくり返りました。いや、大槻ケンヂがぴあに書いたらしい事は聞いていましたが。

○○線某駅のガード下に、奇妙な飲み屋がある。
よく前を通るのだが、コワくって入ったことがない。なんだかわからない散文詩のようなものが店に昇る階段の壁に貼り出してあったりする。おそらくマスターの手書きであろう。いかにも○○線テイスト…ではすまされないドップリと深いアングラの趣が周辺数メートルまで漂っている不思議な店構えなのだ。
「あの三上寛と君も共演しよう!」
お店ではパフォーマーを常時募集していて、その煽り文がこれだ。(139p)

そして大槻ケンヂがその無力無善寺のサイトを見て、『うんこライブ』の事を知り、ハァーとノートパソコンを閉じたそうですが…。いや、あたしも初めて無力無善寺に三上寛さんのライブを観に行った時はおっかなびっくりでしたが。
いや、『うんこライブ』企画誕生の瞬間に立ち会った者として感慨深いです。

あれはペンギンハウス。ちょうどそのころライブに足しげく通っていたある女の子バンドと三上寛さんが対バンというので、喜んで出かけました。
で、そこに無力無善寺の大将・無善法師さんと敬々さんがいらして。で、その女の子バンド知り合いだから、よろしくと紹介して。いつか無善寺でもライブやれないかなぁとか話していて。で、他のバンドの演奏が始まったからそっちを見ていたら、いつの間にかうんこライブのことが決まってて愕然としました。
いや、私も行きましたよ『うんこライブ』。その女の子バンドと三上寛さんが対バンだったし。あの日は下痢してたから大変だったですけど。

また、大槻ケンヂは三上寛さんの『三上寛 怨歌(フォーク)に生きる』もお読みになったようで。大槻ケンヂさんが表現者として自らのスタンスとかスタイルとかに悩んでいた事について書いた文章の中、いろんなミュージシャンの書いたそういう時期についての文章を紹介する中で『怨歌に生きる』も紹介されているのですが。

なぎらさんに比べて、三上寛さんの綴る悩みの時期は暗くて重い。そりゃ三上寛だものなぁ。(201p)

だそうです。

ほんと、大槻ケンヂのセンスってのは私にもしっくりきて、だから大槻ケンヂの本は読んでいて面白いのだろうと思います。大槻ケンヂもテラヤマ系だし。
いつも大槻ケンヂのエッセイはニコニコ楽しく読んでますが、本書も同じくニコニコ楽しく読めました。しかし、大槻ケンヂももう40歳越えたのかぁ。

私が最も嫌いな言葉は「力関係」だ。
パワーバランスなどと言いやがる輩もいて、これを振りかざす連中とは、お付き合いしたくないものだ。(222p)

こういう部分を読むとまた、「ハードボイルドだど!」という言葉も聞こえてきます。

しかし、無力無善寺で三上寛さんと大槻ケンヂの対バン、見たいです。ただ、大槻ケンヂが出るライブハウスとしてはキャパが足りないでしょうが…。

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