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2007/03/12

カフカの卵鐘

昨日は演劇実験室◎万有引力公演『カフカの卵鐘』の楽日を観てきました。
え~~ん、あし歌さんの飲み会も行きたかったよぉ(涙)。
しかし、ほんと、行きたいイベントとかかぶりまくりですな。

会場は萬劇場。JR大塚駅から、都電を横目にホテホテ歩いたところ。
地下、だいぶ潜ったところにある場所です。
そこにいきなり広い空間が広がっていてね。
ほんと、地下って面白いです。

カフカについてはあまりよく知りません。
それこそ、寺山修司の『さかさま世界史』のカフカについて書かれたのが、唯一、まとまってきちんと読んだ文章ですが。

スタイルはいつもの万有引力スタイルの、オムニバスというか、断章的というか、短いお芝居の積み重ねと、劇団員の皆さんによる、J・A・シーザー作の歌と踊り、というかたちです。
お芝居を貫くストーリーというのは前面に出てきません。あたしはそれをある種のレビューとして観ます。理解できる人はストーリーが見えてくるかもしれませんが…。
そこらへんが、お芝居にストーリーを求める人にとっては戸惑いの原因となり、万有の(さらにいえば天井棧敷の)お芝居は難解だと感じる人が出てくる原因でしょうか。あたしはもうそれは諦めて、レビューとして観ています。

そうですね。ポエトリーリーディングとか最近よく拝見しますが。それはストーリーではない。だから、ストーリーとしての把握がきかない。一本の樹と例えれば、幹が見えない。そこには枝葉の集積しか見えない。しかし、ストーリーがあれば、幹が見えれば、枝葉を見落としてしまうかもしれない。しかし、枝葉しか見えなければ、幹-枝葉というシステムで体系的に把握して、やっとこさ全貌として頭に入れられるのが、それができない。
その按配、難しいです…。
いや、枝葉の集積から幹を見出す力が私にあればいいのですが…。

お芝居、楽しみました。
消しゴムが可愛かったです。萌えです。
あと、ゴーグルをつけた女性、ほんのちょっと背を丸めた姿勢が、それだけで、不思議な空気をかもし出していました。

舞台中央に、黒く塗られた鳥篭がぶら下がっていて。それにお芝居が絡むことはなかったんだけど、象徴物だったんでしょうか。

いつもの万有のお芝居のごとく、役者さんがはけて、客電が点いて〆。カーテンコールなどありません。というか、幕は下ろしません。そのストイックさは、いつも頭が下がります。
いや、幕を下ろさないことで、世界は劇場、歴史はその劇場で行われているお芝居、という感触が続いている訳で。

070312 終演後、物販コーナーで村田弘美さんグッズをゲット。バッジです。台紙も可愛いイラストです。デリシャのライブにも着けていけるしね。
デリシャのライブ、最近は行けていないのですが。

そう言えば、私はプログレがよく解ってないと書きましたが。Wikiで調べると、プログレミュージシャンのリストにJ・A・シーザーもありました。プログレだったのかぁ。

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