杉並アニメーションミュージアム
今週末は何も予定がなかった週末でしたが。
それじゃ何だしと思って、先日、かわなかのぶひろ先生からお話のあった、杉並アニメーションミュージアムに行ってみました。
杉並アニメーションミュージアム、公式サイトは
http://www.sam.or.jp/index.php
です。
JR荻窪駅北口からバスで数分の場所。
杉並会館という、区立の結婚式とかやるような会館のフロアの一部を使った施設でした。
だから、ロビーに入ると、結婚式かなにかにお見えになったのでしょうか、和服姿の人とかいて。ちょっとびっくりです。
入場料は無料でした。これはちょっと心苦しいです。1000円とか2000円となると引きますが、100円くらいはとってもいいんじゃないかしら。
入り口入ったところに、円筒形の、寄せ書きが描かれた展示。漫画家さんとかの寄せ書きみたい。
アニメーション年表の展示。年表と、当時のテレビとかアニメグッズが少し置かれていました。どのくらい網羅しているのかはちょっとわからないのですが。
フィルム以前の、動画装置の展示。ゾエトロープとか言うんでしたっけ、そういった装置類の展示。ただ、どれも回転速度が遅いせいか、動画に見えませぬ。その展示のプレートにアニメ豆知識みたいなものも書かれていて。杉並アニメーションミュージアムの館長さんは、オバQとかの藤子不二雄マンガに良く出てくる“小池さん”のモデルになった方だとか。
アニメーションのできるまでの展示。企画・コンテ切りから原画作成、彩色、アフレコとかの編集工程まで。いくつかの工程は机にそれっぽい小道具とか並べられてディスプレイされていました。
アニメ作成体験コーナー、パソコン上でアニメを作って遊べます。たぶん、プロユースじゃなくてお遊び程度のソフトでしょうが。
企画展示は東映アニメーション50周年展。クレイモデルってのがありました。アニメキャラのお人形です。設定資料として使われたのでしょうか。
あと、上映コーナーがあって、1日3回くらい上映があるようです。私は見なかったのだけど。
ライブラリーコーナーがあって、コミック、資料本、そしてDVDもありました。DVDは備え付けのPCで観られるみたい。ただ、やっぱりまださみしい感じがします。下手なヲタクのほうがもっとコレクションがあるんじゃないかと。
DVDとかパッケージのまま棚に置かれているのはちょっと心配。ここらへん、動画サーバを置いて、検索機能もつけて、クライアントPCで見られるようにしたらと思うのですが…。
ここのところ、図書館の本が切り取られていたりというようなニュースもありましたし。
あと、昨今のアニメーションの垂れ幕ポスターがたくさん。これはタイアップの関係もあるのかなぁ。
ほんと、ざっとだけど覗いてみて。
スペースの関係もあって、全体的にこじんまりとした印象でした。
アニメーションがテーマなら、もっと大規模にできると思うし、間借じゃなくて、いつかは独立したミュージアムになって欲しいなと思います。
ほんと、“アニメーション”と一言でいっても、いろんな切り口があるかと。
逆に言えば、私が、そして人々が、“アニメーション”の“ミュージアム”に何を求めるか、ですが。
技術の進歩、技法の進歩、それを切り開いていった人々。さらに拡げればヲタクカルチャーとの関わり、さらに言えば現代日本人のメンタリティにまで関わってくるかと。アニメーションをテーマにすれば、本当にたくさんの切り口、語り口があるかと。
どういう切り口、語り口で展示をこしらえるか、になるのかなぁ。
ライブラリーにうる星やつら劇場版第2作、『ビューティフルドリーマー』がありました。未見なので、今度行った時は見てこようと思います。マイヘッドフォンを持参してね。変なところで潔癖症だけど。
ミュージアムのある杉並会館のお向かいは八幡様。広いです。ちょっとお参りして。
バスで荻窪へ戻りました。
なんか真昼間からやってる焼き鳥屋さんがありました。
そのお店、お客さんはほぼ満員。日曜とはいえ、昼間からお酒を召し上がる方が多くて。
私もその人たちに混ざり、日の高いうちからビールと焼き鳥。
やっぱり昼酒は回ります。いい気分で帰宅。
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