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2007/02/25

映像アートサロン9回目

昨日は南阿佐ヶ谷の煌翔に、かわなか先生の上映会を観に行きました。
煌翔の上映会ももう9回目です。

当日上映された作品は
『映像書簡9 寺山修司がいた』(かわなかのぶひろ&萩原朔美 DV 28分 2003年)
『可不可』(白石慶子 DV 20分 2007年)
『熊回帰線・中上健次がいた』(かわなかのぶひろ DV 43分? 2007年)
でした。

『映像書簡9 寺山修司がいた』。寺山修司没後20年の2003年の作品。
寺山修司の一周忌になるのかな?高尾霊園での法要の模様。寺山修司の遺影を持つ、はつさん。あの頃だからたしか『青髭公の城』公演の時だと思いますが、演劇実験室◎万有引力の稽古風景、舞台セット。そして、三沢の風景。寺山家の墓、寺山修司が小さいころよく遊んでいたという墓地の風景、神社の風景。商店街。飲み屋街。そして、あの頃取り壊されてしまったのかな、麻布天井棧敷館の跡地?渋谷の風景など。寺山修司ファンにはすごい映像てんこ盛りです。

『映像書簡』シリーズを通して観ていて気がつきましたが。技法的には、前作から引き続いて、その作品の“精”とも呼べる人物の映像が映しこまれていて。今回は学生服を着た女の子でした。

『映像書簡』シリーズとして俯瞰してみれば、『9』は異色作ではあるのですが。まず、「寺山修司」というテーマが確固として掲げられている。そして、「かわのぶひろ」パートと「萩原朔美」パートが他の作品では明確に分けられているのが、本作でははっきりしません。

とまれ、知り合い関係、寺山修司ファンに見せてあげたい作品です。と言いながら告知してなかった…。スマヌ。

今回の若手ゲスト作品は白石慶子さんの『可不可』。多摩美の3年生の方、でしたか?
「女の子映画」、なのかなぁ。女の子の周期、女の子の卵の周期、をイメージして作られた作品。
落ちては割れていく鶏卵、フライパンの上で焦げて真っ黒になっていく目玉焼き。
実験映画をどう語るかはちょっと難しいんですが。クールな、スタイリッシュな、おしゃれな、感じがしました。
テロップの入れ方、テロップのフレーズなんかもそういう感じでね。
完成度が高い感じがしました。

今回のかわなか先生の新作は『熊回帰線・中上健次がいた』でした。

冒頭、かわなか先生と中上健次のゴールデン街での出会いが語られ、本編のほとんどは1998年夏、中上健次が故郷・熊野で開催したある歌手のコンサート、その前の中上健次、都はるみ、それともうお一方、放送作家の方?、3人でのトークショーの模様が描かれています。

今回での煌翔でのかわなか先生の新作、かわなか先生のお蔵出しという部分もあるのだけど。今回は「普通のおばさん」に戻っていた頃の都はるみが歌うシーンとかあったりして、大貴重映像かと思います。

都はるみさんが、とてもかわいらしくて。昔、都はるみをテレビで見てもそういう感じはしなかったですが。あの頃だと、今の私と同い年くらいかと思いますが。かわいらしいと感じて。あたしも歳食ったなぁと思います。

今回の上映会、合間の、客席とかのトークも弾んで、いい上映会になったなぁと思います。
また今回も、かわなか先生、そして煌翔さんからおいしいものも頂きました。

ただ、あたしは昨日、また調子が悪くなっていて。皆さんがなんか遠くのほうにいるような感じがして。早々に帰りました。この、ひとが、「遠くにいるような感じ」、心象映像ですが、映像にできない映像ですな。

メンヘル中年男というのも困ったものです。

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コメント

あ、そうそう。
『寺山修司がいた』で、偏陸さんが「寺山修司の生まれ変わりを探す」というお話をされていました。あのころ大感動して、「月刊テラヤマ新聞◎私設掲示板」にもその事を書いたのだけど。
書き忘れていたなぁ。情けない。

投稿: BUFF | 2007/02/26 13:33

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