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2007/01/16

人でなしの恋

と言っても江戸川乱歩の小説ではありません。いや、未読ですが。
『人でなしの恋』(沙村広明:著 一水社:刊)
イラスト集であります。

ちょうど去年のクリスマスにアマゾンで買いました。3千円とちょっとためらう価格だったのですが。ま、自分が自分に贈るクリスマスプレゼントとして買いました。自分にご褒美って奴?
沙村広明さん、漫画家さんで代表作は『無限の住人』だそうですが。未読の方です。じゃあなぜ本書の事を知ったかというと、某所の画像掲示板で雑誌連載時の?スキャン画像が貼られているのを見つけて、興味を持って。
で、色々調べていくうちに単行本が近々出るらしいという情報を版元の一水社のサイトで知ったのがきっかけです。
何度か書いてますが。こういうように画像掲示板にスキャン画像が貼られているのがきっかけで買ったコミックスは結構あります。スキャン画像を貼るという行為は著作権的には思いっきりグレーゾーンだと思いますが…。

070116_1表紙はこのように美少女のイラスト。サイズ・厚さは『風の谷のナウシカ』の単行本くらいな感じ。『AKIRA』の単行本くらい厚かったら嬉しかったんだけど。全編モノクロイラスト。あと、ちょっとだけスケッチみたいな掌編のお話しにイラストのついたのがあります。そこだけ紙がベージュ色。

表紙イラストはこのように遊ぶ少女たちがモチーフですが。
しかし、内容は「責め絵」の世界。だとすると、この遊んでいる少女たちが本の中では責められている訳か…。

070116_2好きな一枚。デジカメ画像ですが。責められている若い女性。縛られ、吊るされて。乳房は串で貫かれ、電流も流されている様子。玩ばれています。
なんて言えばいいのか、リアルな“責め”というよりもシュールな感じの作品が多いです。若い女体がありえないほどに責められ、変形させられ。でも、リアルな感じもします。虚構の中のリアリズムと言えばいいのでしょうか。

もちろんこれが実写なら、あたしは引きます。もっとフォトリアリスティックなカラーイラストでもそうなるかと。いや、なんせ、自分の指を切って血がどくどく出ただけで失神した事もありますし。

いや、自己弁護かもしれませんが。

確かに私はこういうのを好む傾向はあります。若い女性を嬲りものにして喜ぶ部分。『キモメン』『もてない男』としてのある種のルサンチマンが根っ子にあるのかもしれませんが。

しかし、リアルではやらないかと思います。ま、兵隊にでもなって、極限状況に追い詰められながらもやっと敵地に乗り込んで、婦女子殺し放題になったらやるかな?やれないかな?そういう極限状況の体験はしたくありませんが。
犯罪者予備軍と言えばそうかもしれません。しかし、そういう人ってけっこういると思います。ただ、それが発動する機会がないだけで。“檻”ですな。たぶん、発動することなく一生は終えると思います。

070116_3 これも好きな一枚、本書でも見開き扱いにされています。縛られ木の枝に貫かれた女体。縛られた姿、耳と乳首に施されたピアス。そしてトライバル風のタトゥー。枝先に引っかかってる内臓の破片もリアルです。そういう精緻さと、どことなく絵画というよりはコミックイラストを感じさせるタッチ、好きです。

ほんと万人にはお勧めできかねる書物でありますが。
この画像を見て何かを感じた方はどうぞ。
新しい世界が開ける方もいらっしゃるかもしれません。

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