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2007/01/24

鴛鴦歌合戦

今、京橋のフィルムセンターでは『日本映画史横断(2)歌謡・ミュージカル映画名作選』という企画上映が行われています。お正月らしい、華やかな企画と思います。
昨日はそのラインナップの一本『鴛鴦(おしどり)歌合戦』を観てきました。
日本映画データベースによる本作のスタッフ・キャスト表は
http://www.jmdb.ne.jp/1939/bo005170.htm
です。1939年作品、戦前の作品になります。“歌合戦”なんて言葉は“紅白歌合戦”で始まったかと思ってましたが、戦前からあった言葉か…。いや、和歌の世界の言葉だったかもしれませんね。

当日のフィルムセンター大ホールはほぼ満席の状態。こんなにお客さんが入っているフィルムセンター大ホールはめったにないです。名作のようです。

さて、お話は…。

時代劇オペレッタです。髷物。音楽は西洋風の軽快なの。昔のジャズかな?スウィングジャズ?『上海バンスキング』みたいと言えばいいのかなぁ。楽器が和楽器なのに、流れてくる音楽はジャズ風というシーンもありました。

片岡知恵蔵扮する若い浪人と、彼に恋する3人の娘の恋の行方を描いた作品。
ひとりは知恵蔵のお隣さんの娘。傘張り職人で生計を立ててる、骨董マニアの父親と暮らしています。父親は浪人みたいですが。
ひとりは近所の別宅に住んでる大店の主人の娘。父親のところにやってくるとき、知恵蔵と出会います。
ひとりは知恵蔵の今は亡き父親の友人の娘。武家の娘。父親同士でふたりを結婚させる約束をしたとか。
娘同士の恋の鞘当てや、娘をお妾にしようとたくらむ殿様が絡んできたりして、ハラハラドキドキではありますが、最後はめでたしめでたしというお話しでした。

あたしも片岡知恵蔵みたいにもててみたいわぁ。あたしを巡って恋の鞘当てなど起きて欲しいわぁ。いや、あたしは劇中に出てくる、娘に洟もひっかけられないキモメン役の方がお似合いだとわかってますし、シンパシーも感じますが。

三人娘。う~ん、もうちょっとキャラ立ちしておいて欲しかったなと。途中でごっちゃになったし。三人ともきれいな柄物の着物姿だったし。着物は大店の娘はド派手、傘張り職人の娘は質素、武家の娘は地味だけど上等なのがわかる、なんか区別のきく“記号”を持たせておいて欲しかったなと。いや、私は人の顔は憶えられない方ですが。障害レベルに達してるくらいの。

住まいが不思議な感じ。浪人や傘張り職人父娘が暮らす住まいは、普通なら貧乏長屋って感じなのでしょうが。何部屋もありそうなけっこう広い家。でも、隣家とは棟続きっぽいんですよね。そういう形式の長屋というか、棟続きの共同住宅ってあったのでしょうか?まぁ、リアルな貧乏長屋なら貧乏臭くなるし、だいいち歌って踊るスペースがありませんが。

フレームサイズがあまり見かけないサイズでした。だいたい映画ってのはスクリーンが幅広になればなるほど上等って感じだけど。本作のスクリーンは真四角に近いです。むしろ縦長じゃないか?くらいの印象さえ受けました。

本作が封切られたのは1939年。ヨーロッパでは第2次世界大戦が勃発した年。日本も太平洋戦争間近。戦前の重苦しい空気の中で…と普通は書かれるでしょうが、でも、たぶん、一方では、戦争を前にした高揚した空気もあったのではと思います。そこらへんは良く解らないのだけど。ほんと、どうだったのだろう。

『鴛鴦歌合戦』、面白かったです。楽しんできました。
やっぱり映画っていいです。

しかし、劇中いんちき骨董屋が出てくるんだけど。
骨董の世界は贋物を掴まされても骨董屋にもんくは言ってはいけないのは不文律というか、本能レベルまで刷り込まれたルールなのね。骨董屋が贋物と知りつつ売りつけたのがほぼ明らかでも、買った方が目が利かなかったと。そりゃ、そうだろうと思いますが。ま、ほんと、骨董の世界は絶対やりたくないです。

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