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2007/01/22

ダンゴムシでも書けるライトノベル講座

ほんと、行きたいライブとかイベントは続いたりかぶったりするものです。
昨日の日曜日はダブルヘッダーになりました。

まず、昼の部。青山ブックセンターに本田透さんのイベント、題して。
『メカビVol.02』『喪男(モダン)の哲学史』『現代視覚文化研究』
『ボクの紫苑』『円卓生徒会』刊行記念本田透トークショー
『実写版ダンゴムシでも書けるライトノベル講座』

を観に行きました。

青山ブックセンターは初めて行くところ。小ぢんまりとしたビル群の谷間にあるような感じ。
オサレ臭がプンプンしてきてちょっとヤな感じもしますが…。だいたい青山と言うだけで警戒しますものでね。

あたし自身はどうかな?ライトノベルはほとんど読みません。だいたいライトノベルというのも、「出版社がサブレーベルで出してる、表紙とか挿絵がアニメ調の絵の、若い人向け小説」くらいの認識しかありませんし。じゃあ昔あったジュナなんとかとどう違うのか、と言うのもわかりません。

本田透さんは『電波男』『萌える男』といった評論の方しか読んでません。小説の方にもちょっと手を出してみましたが…。本田さんご自身は評論家よりは作家として認められたい方だそうで、本田透ファンとしては忸怩となってます。
『電波男』とかは、高校時代、寺山修司の『さかさま』シリーズを読んだとき以来の、既存の価値観を軽やかに引っくり返して見せる、目からウロコ本でありましたが…。

まぁ、やっぱり私はライトノベルを読めない程度には歳食ってるんだろうなと思います。もう若くはないYO!

トークショーの時間は1時間半くらい、前半は「ツン編」として刊行記念として『メカビVol.02』『喪男(モダン)の哲学史』『現代視覚文化研究』『ボクの紫苑』『円卓生徒会』についてのトークショー。
そして、後半は「デレ編」として、「ライトノベル講座」的なおはなしでした。ま、ただ、真剣な「ライトノベルの書き方」的な話より、フリートークの部分が多い感じでした。

ヲタクネタお笑いユニットのアニメ会さんの司会進行で。

「ツン編」。三才ブックス書籍第二編集部編集長の村中宣彦さんと、お名前は失念しましたが、講談社のヲタク部門の編集者の方とのトーク。
私はアニメも美少女ゲームもそう詳しくはないので、ネタ元になってる事はわからないところが多かったのですが、楽しく拝見しました。
そして「デレ編」に突入。集英社スーパーダッシュ文庫編集長の丸宝行晴さんを迎えて。
丸宝さんはヲタク系じゃない、普通の編集者さんみたいです。プレイボーイの編集部にいらした事もあるとか。シマジさんとご一緒に仕事されていた時期もあるのかしら?

そう詳しい「ライトノベルの書き方」的なお話は出なかった感じですが。
でも、「(古典も含めて名作を)たくさん読め」「たくさん書け」「世界史を勉強しろ、ネタの宝庫でもある」というようなお話は、オーソドックスではありますが、年寄りの私でもすんなり飲み込める話ですし、真実だと思ってます。小説家としてやっていくなら月に200枚くらい書けなきゃいけないという丸宝さんのご指摘もありました。

作家志望とうそぶきながら書かない人、読まない人ってのも、残念ながらいるようですし。ま、そういう人は、ミュージシャンの世界とか、絵の世界とか、あらゆる表現物の世界にいるのでしょうが。
『闇金ウシイジマくん』の「バイトくん」の話みたいに、自分を鍛える事も世に出て自分の実力を試す事もなく、根拠のない、「俺は大物になれる」というプライドだけにすがってモラトリアムってる人間はたくさんいるでしょう。根拠のない夢をアクセサリーにしちゃダメだヨォ。

本田透さんのシラーの『オルレアンの少女』についての解説。シラーはジャンヌ・ダルクに萌えまくって『オルレアンの少女』を書いたという指摘。古典にも“萌え”要素はあると。

あと、丸宝さんによると、ライトノベル作家は、“消える”人が多いというお話でした。デビュー前はデビューを目指してがんばっても、いったんデビューすると眼前に広がるのは荒野ばかり、なのでしょうか。
また、ネットでの評判を苦にして書かなくなってしまう作家さんも結構いるとか。で、ネットでの評判は見ちゃダメ、と指示していらっしゃるとか。気にする人が多いみたいです。
(えと、なんにせよ、あたしの書いてる事は気にしちゃダメと表現者の皆さんに申し上げます)

楽しいトークショーでした。
オフレコ話なども飛び出しました。ただ、あたしが元ネタあまり知らないのですが。

で、帰り際、買いそびれていた本田透さんの評論本『喪男(モダン)の哲学史』とトークショーで紹介された、本田透さんの文章も乗っている『現代視覚文化研究』を買いました。“喪男”とは、簡単に言えば“もてない男”の事であります。

『喪男の哲学史』は、本田透さんのサイトによると、「イエスやブッダ、プラトンやニーチェなど、古今東西の有名な思想家・哲学者・宗教家はみんな喪男だった」という視点から思想哲学宗教史を斬った本であります。なんと表紙は先日画集『人でなしの恋』を買った沙村広明さんです。
あと、『現代視覚文化研究』。パラパラとめくりましたが、特濃の二次ヲタ本みたいです。あたしはどれだけついていけるかわかりませんが、読んでみようと思ってます。

楽しくイベントを拝見して。渋谷の東急ハンズで少し買い物をして、南阿佐ヶ谷へ。
ダブルヘッダー第2試合。

P.S.
かつて三才ブックスさんで「あるある大事典」の疑惑本を出した事があるそうです。
http://www.sansaibooks.co.jp/temps/dama/sareta.html
ちっとも売れなかったとか。えてして世の中はそういうものですねぃ。

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