軽石
寒くなると肌が荒れるほうです。
だいたい脂ぎってるほうだから、そういうことはないだろうとよく言われますが。しかし、熱を発する筋肉と皮膚が厚い脂肪層でさえぎられているから、皮膚が低温になってトラブルが起こりやすいといういい方もできるのかもしれません。
小学生の頃は、冬時になるとアカギレに悩まされてました。手の甲と、それから、小学生の頃は半ズボンにこだわっていたので、太ももの前側の方がガサガサになっていて、アカギレで血が滲んだりしていました。
小学校高学年くらいから長ズボンを履くようになって、太もものアカギレは治まりましたが、手の甲がガサガサになるのは毎冬の事でした。歳をとるとそうひどいアカギレになる事は無かったけど。
就職して、倉庫作業のバイトから、サラリーマンになって。冬になってもアカギレが切れなくなりました。サラリーマンになって最初の冬、アカギレが切れないことにずいぶん感動したのを憶えています。
それにしても、今でも冬になると肌は荒れていて。顔の頬骨あたり、そして唇が荒れてヒリヒリします。まぁ、こまめにクリームでも塗っておけばだいぶ違うのでしょうが。クリームとか買ってしばらくはこまめに塗るのですが、しばらくたつと面倒くさくなって、やっぱりヒリヒリしたまま一冬を越してしまいます。
しかし、ちょっと困ったのは足のカカト。まぁ、あたしの足は常人の足よりだいぶ負荷がかかっていると思いますが。足のカカトの皮の厚くなったところが冬場、ひび割れて血が滲んだりします。歩くと痛いです。治療法としてはお風呂で足の皮がふやけたところを軽石で削って、ひび割れない程度に薄くするしかないんだけど。どうやらだいぶ足の皮が厚いようで、数回やらないといけないみたい。
昔の人は、今も人の何倍も歩いていたと思いますが。その分、足の皮も厚くなって、お手入れもこまめにしないといけなかったかと。軽石ももっと使われてたかと思います。
落語で、「どうしたい?顔が血まみれだぞ。」「石鹸と間違えて軽石で顔をこすっちまった。」なんてくだりがある落語を2度つばかり知ってます。ひとつは『湯屋番』、もうひとつは『蛙茶番』だったかな、もっと聞いたような気もするんですが。
それだけ軽石はよく使われていたみたいですね。
今時、銭湯で軽石は売ってますが(私が使ってるのも銭湯で買った奴)、洗い場で使っている人はあまり見かけませんでした。
しかし、ほんと、こまめにお風呂に入って、こまめに軽石を使って。しかし、しばらくたてばまためんどくさくなってやらなくなっちゃうんだろうなぁ。春の来る方が早いかな?
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