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2006/12/18

母檸檬@グリーンアップル

昨日は高円寺のグリーンアップルというお店に母檸檬さんのライブを観にいきました。

当日のご出演は、
SO WHAT'Sさん、
堂岡タケシ(exヤングブギーズ)さん、
ラバーズビーチさん、
うちでのこづち+フラワーミュールさん、
デューク田口(マヒナスターズ)とサロメトーンズさん、
港ネオンさん、
そして、母檸檬さんとか。

グリーンアップル、初めて行く場所です。
場所は高円寺の古着屋さんとかがぽつぽつお店を開いている一角でした。まぁやっぱり高円寺ですから、原宿みたいにおシャレなショップが軒を連ねているような風情ではないです。最近はけっこう軍装品とかが古着屋さんに並んでいて、色々チェックして回りたいなぁとか思ったりしていますが。

グリーンアップルさんはソフトドリンクも出すし、アルコール類もあるし、軽食も出します。なんていうのかなぁ、カフェみたいな感じでしょうか。
70年代風のお店です。70年代に子供だった私はなんて言うのかな、懐かしい感じがします。

開演時間は4時半だったのですが、1時間以上遅くなりました。ま、それも身内の開店2週間記念パーティーという事で、ゆるい感じです。だいたいお客さんが集まったのもそれを見越して遅かったですし。しかし、終演ごろには超満員状態でした。

今回、母檸檬さんはトリ。いつもは襦袢姿の御手洗花女さんと御手洗水子さんですが、今回はちょっと趣向を変えて。花女さんはビロウドの、なんかピアノかヴァイオリンの発表会みたいなご衣装。水子さんは鶴の模様のワンピースにトンボ眼鏡姿、なんかどこかのマダムみたいな感じでした。

母檸檬さんの前に、母檸檬さんのドラムスの宇津救命丸さんこと、成瀬晃一さんのステージもありました。フォークギター弾き語りです。水子さん作詞の曲、花女さん作詞の曲、そして高村光太郎の詩に曲をつけたもの、そして、ボヘミラン・ラブソディのカヴァーとか。
フォークギター一本でやっちゃうボヘミアン・ラブソディ、凄いです。

母檸檬さんのステージ、機材トラブルとかありましたが、楽しみました。

母檸檬さんは10日、13日、そして昨日17日と一週間ちょっとに3回ライブ、大変だったかと思います。

グリーンアップルは70年代風のお店。そして、ご出演のバンドも、お客さんのファッションも、ほとんどの方が70年代風でした。お客さんのほとんど、特に女の子たちは、70年代は直接には知らないと思うのですが。
しかし、ほんと、あたしよりずっと年下の女の子たちでしょうが、どうもあの頃子供時代だった私は、「お姉ちゃん」と思ってしまいます。
なんか、あの頃が私の中でもいちばんしっくり来ます。

70年代。

何度か書いていますが、私は70年代という言い方より、昭和40年代という言い方をしたいのですが…。
私は73年の第1次オイルショックのあとぐらいがひとつの時代の終わりと思ってます。
64年の東京オリンピック、69年のアポロ月着陸、70年の大阪万博、72年の札幌冬季オリンピック。そして、65年から75年のベトナム戦争。そういった事柄が一連の出来事みたいな気がしてます。まぁ、私の個人史として拘泥しているのかもしれませんが…。

昭和40年代。「上を向いて歩こう」の時代。
一生懸命働けば、今日より明日は豊かになれると信じていられた時代、
豊かになろうとしていた時代。
テクノロジーが人類の未来を切り開き、みなが幸福になれると信じていられた時代。
敗戦のダメージから立ち直り、豊かさを目指していた日本人。
日本人がナイーヴでいられた最後の時代だったかと。

だからこそ“国威”というか、「皆の心がひとつに」としてのオリンピックだったし大阪万博だったし。だから、大阪万博以降の博覧会も、札幌オリンピック以降のオリンピックも、やりたいなら勝手にやればっていう気分。どうせ代理店や土建屋あたりが儲ける手段に過ぎないよなぁという気分。

73年のオイルショック。同年『ノストラダムスの大予言』ブーム。『日本沈没』も73年。そして公害が声高に叫ばれるようになり。
「我々には必ずしも明るい未来は約束されていないんだ。」「テクノロジーは必ずしも人類を幸福にしないんだ。」だという思いに打ちのめされ。

たぶん、あの頃からがらりと世人の心も荒んでっていうか、変質していったのではないかと、てんでバラバラに“我欲”だけで動く事を志向するようになったのではないかと思います。

だから、あの頃を知らない、若い人たちにも、あの時代を懐かしく思う部分があるのではないかと思っています。

昭和40年代。"Good Old Days."とノスタルジーに浸るのはいい気分です。
しかし、我々には残念ながら「未来しかない」のも理解しています。
ここらへんの機微は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』がすべてを語りつくしているような気がします。

いやしかし、たまにはノスタルジーもいいものです。かつてあった時代に思いを寄せるのは。過去という“根っ子”を強く張れば、未来に向けた“幹や枝葉”も強いものになると思うのです。

しかし、あたしも70年代風の服を着てくるんだった。
ベトナム戦争の軍装品だけど…。

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