毛髪
今のアパート、前に住んでいた人の事が気にならないという事はないけど。
でも、考えないようにしています。
まぁ、恋人の昔の男という感覚にちょっと似ているかもしれません。
入居した当初は先住の人の残した臭いなど気になりましたし。
でも、気にしてもせん無いこと。
それこそうんとバブリーに稼げるようになって、新築マンションでも買えるようになるなんて事はまずありえないし。
昔は古着なんてのもうけつけなかったです。
古着が平気になったのは軍装品を集めだしてからですな。
あの、独特の匂いのする、薄暗い軍装品店、雑然と積み上げられた着古しの軍服。
軍服ですから、元の持ち主は死んじゃってる場合もあるかもしれません。
そういうの気にしていたら軍装品は集められませんし。
まぁ、そういう風な感じに思ってます。
例えば、前の住民がここで死んだとしても、それは至極当然かもしれない。
そして、私もそうなるかもしれないと思ってます。
http://blog.goo.ne.jp/clean110/
『特殊清掃「戦う男たち」』
以前にも紹介しましたが、孤独死した人たち、病気、あるいは自殺なんかでひとりで死んでしまい、腐乱死体で発見されて。残された、とろけてしまった腐乱死体の跡なんかを清掃し、部屋を片付ける職業の方のブログです。よく見てます。
こういうのはほんと、他人事ではないと思ってます。
たぶん、あたしがこのままひとり暮らしをしていけば、私の死は、
- とりあえず病院に行く気力体力金力は残っていて、病院で死ぬ。
- 部屋でひとりで死んでしまい、後から発見される。勤めとかまだしているなら、比較的早くに発見されるでしょうが、退職後なら…。
- 車にはねられたりして、路上で死ぬ。
可能性的にはこの順番で死ぬだろうなと思ってます。
そしてそれはしょうがない、もって瞑すべきことだとは思ってます。
いや、閑話休題。
先日お風呂に入っていたら、排水口のところに髪の毛の束が流れてきました。たぶん、風呂桶の裏側のどこかに引っかかって湯垢で固まっていたのが剥がれたのでしょう。
さすがにちょっとぞっとしました。
コンビニ袋で包んでゴミ箱の底に押し込みました。後で手を良く洗いました。
ちょっと固めの髪の毛で、長さからして男性かなぁ。
前の住人が若い女性だとかだったらちょっと嬉しいとか思ったりしてたんだけどね。
まぁ、前の住人がどうしてここを引き払ったのか、それは分からないのだけど。
もっといいとこに越したか、もっとしょぼいところに越したか、遠くへ行ったか、それとも死んでしまったか。
それはほんとうに分からないし、考えてもせん無いことだけど。
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