« 東京エロ可愛fetinism | トップページ | 栗ごはんノオト »

2006/10/01

上映会@煌翔

昨日の土曜日は9月最後の土曜日、という訳で、南阿佐ヶ谷の煌翔さんに、かわなかのぶひろ&萩原朔美さんの上映会に行ってきました。

昼寝して、夕方起きだして。ものすごい欝状態。
この欝状態。今はある種の病気の発作だと把握できるようになってます。以前は振り回されていたのですが。きついといえばきついけど。でも、「これは病気なんだ」と思えば振り回されずに済みます。

そりゃ、欝状態になるなら何ぼでもなれる先行きの危うさですがね、私の人生は。

とりあえず。休みの日、誰とも会わず、引きこもっていて、昼寝して起きだした時がヤバイ、という所までは把握しています。だから、休みの日はできるだけ人に会う予定を入れておくのですが。あまり人に会い過ぎるのもくたびれますし、懐具合も限られています。ほんとうは医者に行って、こういう発作を抑える薬をもらってくればいいんでしょうが。

で、ぐだぐだしながら着替え。さっきの洗濯で、街着のズボンは全部洗ってしまったのに気がつきました。背広着ていくつもりはないし、寒いかなぁと思いつつ半ズボン。ま、ギリギリ9月だし。
で、開演時間ぎりぎりに煌翔着。

最初は かわなかのぶひろ&萩原朔美『映像書簡4』。おふたりの映像による文通、という作品であります。
かわなか先生の、親しくしていた従兄が酒場の喧嘩で死んだ、という話から始まって、先生が牛乳配達をしていた頃、足の悪い、歩けない少女がいつも窓から手を振ってくれていた病院、その今は廃墟となった病院の映像、そしてテーマはコレスポンダントに発展していき、光の洪水となります。

もう20年以上前の作品です。フィルムにだいぶ退色がきていて。
デジタルリマスタリングしなきゃなどと思いますが、でも、そうやってフェイドアウトするのもひとつの美学かもしれないけど。

丸の内のオフィス街に彫刻を並べている通りがあります。そこに、鉄の作品があって。赤錆に覆われていました。で、その錆だらけの作品に、トンボが停まってたりして、なんかむちゃくちゃ感動しました。でもある日、その作品にペンキがぶっかけられていて、ずいぶん無粋な事をするなぁと腹が立ちました。
「鉄のゲージツ家」、篠原勝之さんも、自作が錆びて朽ちていく事を、オノレの美学としていらっしゃいますが。
もちろん芸術というのが、表現活動というのが、その本質において永遠を志向するというのも理解しますがね。

若手のゲスト作品。今回は『つき・よみ』でした。イメージフォーラム専科つながりの映像製作集団の作品です。少年と少女、ファンタジックな作品です。

製作当時のエピソードとして、裸で寒いので大変だったというお話。ジャングルみたいなところが舞台なので、暑いところなのかなぁと漠然と思っていましたが、ぜんぜん違いました。
確かに作品中、少女は真っ赤なダッフルコート姿姿でした。

本作を拝見するのは3回目か4回目。たぶん、部外者で『つきよみ』を日本でいちばん拝見している私であると思いますが、「あれ、こんなカットあったっけ」と思ったりします。しょせん私はそのレベル。たぶん、きちんと見る目のある人は初見で私の何倍も本作を把握できるのでしょうが。

そして毎月一本のかわなか先生の新作。今回は『薔薇卍結社』。
昭和40年代、今で言うところの「パフォーマンス」が「ハプニング」と呼ばれていた時代、牧朗さん率いる薔薇卍結社のお話。

アンダーグラウンド、アングラ。時代に応じて様々な意味が与えられていた言葉。
昭和40年代、私がうんと小さかった頃。それでもそういう時代の断片が記憶の隅に残っています。もちろん私の両親は学生運動とかアングラとか、眉をひそめる側の人でしたが。でも、その頭の隅の記憶が、あのころ何があったんだろうと語りかけてきます。軍装マニアでベトナム戦争の軍装品を集めていたのも、それがあったんですが。
昭和40年代テイストの、アングラの香りのするバンドに惹かれるのもそれがあります。

薔薇卍結社のハプニングの映像、なんか古臭くありません。画質が良かったせいもあるかもしれませんが。

実はビックリハウスアゲイン仲間の雑巾さんが牧朗さんの息子さんです。父親の思い出話など伺いました。
私は親父のそういう話、できるかなぁ。親父と何ヶ月も一言も交わさないのが当たり前でしたし。

薔薇卍結社。欧州のキリスト教系のオカルト結社、薔薇十字結社を受けての事だと思います。当時、そういう欧州の秘密結社がいろいろ紹介されていたのでしょうか。それってやっぱり澁澤系の仕事だったのでしょうか。

煌翔さん、本業はジュエリーギャラリーさんであります。で、アクセサリー製作の工具がいくつか置いてあります。手動の圧延機が置いてありました。その、手回しの歯車の組み合わさった機械にむちゃくちゃ惹かれました。やっぱり工場街の生まれであります。

煌翔さん、本来のしもた屋をギャラリーにしている場所なのですが、さらに映像作品上映のために改装中でした。本当に頭が下がります。

|

« 東京エロ可愛fetinism | トップページ | 栗ごはんノオト »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92510/12114883

この記事へのトラックバック一覧です: 上映会@煌翔:

« 東京エロ可愛fetinism | トップページ | 栗ごはんノオト »