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2006/09/06

星の王子さま

『星の王子さま』(サン・テグジュペリ:著 河野万里子:訳 新潮文庫)
読了。

子供の頃、小学生か中学生のころ読んどくんだったという本がいくつかあります。
『不思議の国のアリス』、『モモ』、そして『星の王子さま』とか。
いまさら読むのはどうかなぁと思いつつ、でもまあ今からでも読んでおこうかと思ってもいます。

この前、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を読みました。最近行っている少女系というかロリィタ系というか、そういうライブとかイベント類では基礎教養かと思って。

今年の日本冒険小説協会全国大会、ビンゴの景品で本をひと山もらいました。食指が動く本はあまりなく、まぁほとんどは開きもせず、引越しの時に処分してしまったのですが。そのひと山の中に『星の王子さま』があって、それは今度読もうと取っておきました。
で、今回手にとって見た次第。

この『星の王子さま』、新訳だそうです。
ウィキペディアによると、2005年1月に本書の翻訳出版権の期限が切れたそうで、だから、いろいろ新訳が出ているみたい。確かに本屋さんで数種類の『星の王子さま』が平積みになっているのを見かけます。わぁ、辛酸なめ子訳もあるみたいですね。

『星の王子さま』の物語を紹介している記事やテレビ番組、たくさん見ました。だから読まなくてももう読んだ気になっているような本でした。あらすじとかもだいたい知ってるし。だから、読んでもそういうすでに知っている知識をなぞるだけかなぁと思っていたのですが。
でも、楽しく、面白く読みました。「あ、こうなってるんだ」という発見、そして、数々の深く頷ける台詞たち。
訳者による「あとがき」にもあるけど、詩的で、たくさんの示唆に富み、深く心に届きます。時々また開いてみたくなる本であります。

「花の言うことなんてけっして聞いちゃいけない。見つめたり、香りをかいだりしていればいいんだ。」(本書44~45P)
“花”を“女性”と読みかえると、深い示唆であります。ちょっとシニカルっぽい感じもしますが。サン・テグジュペリも三次女に絶望した事があるのでしょうか。

「いちばんたいせつなことは、目に見えない。」という事。そうですね。何が大切で何が大切でないかは人の心が決める事。想像力の問題。

そういえば、数年前、広告のコピーでこういう台詞を見た事があります。
その時、ずいぶん腹が立ちました。そこまで踏み込んでくるなと思いました。お前らは目に見える部分だけでやってくれと思いました。

『星の王子さま』、いまさら私ごときがおススメする本ではありませんね。もっと小さいころ、読んでたらと思いましたが、いまさらながらに読みましたが、読んでよかったと思います。私みたいな中年の域に達している者が読んで、しみじみと解る部分がありました。中年が読んでもよい本だなと思いました。

そういえば、模型雑誌・ホビージャパンのむかし読んだ記事に、サン・テグジュペリの愛機で、彼と運命を共にしたP-38戦闘機の偵察型の製作記事がありました。いつか作ってみたいと思ってます。

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