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2006/09/19

こういうサイト

先日、湯灌師の本、『死体とご遺体』を読んだせいではないのでしょうが、こういうサイトを見つけました。

◇KTPT有限会社
http://www.ktpt.co.jp/index.htm
遺体用の防臭剤とか、特殊防水シーツ(死体袋)等を扱っていたり、ラストメイク(死に化粧)や撤去、つまり、孤独死されて腐乱状態で死体が発見された部屋や家屋を片付ける作業を請け負う会社みたいです。

返礼品として紹介されているスポンジ、やはりそういう作業に便利だったという事でお勧めされているんでしょうか。

◇特殊清掃「戦う男たち」
http://blog.goo.ne.jp/clean110/
遺体処置、そして腐乱死体の出た部屋や家屋の清掃、撤去作業をなさっている方のウェブログです。

死体は腐乱するとドロドロにとけるそうです。また、そういう死に方をされた人は部屋も散らかり放題になってゴミ屋敷化している場合もあるそうで。思わず某作家の某小説を思い出しました。

KTPT有限会社さんのサイトを拝見して。

『死体とご遺体』に出てきた消臭剤、特殊防水シーツはこういった品物なのでしょうか。
特殊防水シーツ、つまり死体袋はミリタリーショップで米軍用のを見かけた事がありましたが。こういう日本の民生品があるのを知ったのも『死体とご遺体』からでした。火葬の習慣のある日本向けに燃やせる素材でできた品物かと記憶しています。

米軍の死体袋は映画『プラトーン』で出てきたのが印象的でした。主人公のチャーリー・シーンたちが待ち伏せの時に居眠りして戦死者を出してしまい、古参の軍曹がうんざりとして「(戦死者を)これに入れろ」と、死体袋を投げてよこすシーンが印象的でした。

ベトナム戦争にグリーンベレー隊員として従軍した三島瑞穂さんのエッセイにも死体袋の話が出てきます。ある戦闘で死体袋が足りなくなった時、隊員仲間の死体と彼らに従っていたベトナム少数民族兵士の死体、どちらを入れるか悩んだという話。けっきょく三島さんはその少数民族兵士の死体のほうを死体袋に収めたそうですが、その事をとても感謝されたそうです。

ちなみに死体袋がない時はポンチョで死体をくるんで運びます。だから、軍装品店で中古のポンチョを買う時は…、という話はミリタリーマニアの豆知識。

閑話休題。

『死体とご遺体』でもそうでしたが、ほんとうにこういう世界、想像もつきません。というか、想像するのを心のどこかが拒否してしまいます。でも、こういう世界で働いていらっしゃる方も大勢いらして。そして、それが、「死を受け入れる知恵」をなくした社会ではますます重要になっているのかと思います。

「死を受け入れる知恵」をなくして、“死”を見えないところへ追いやって。そして、だからこそ、ますます死に怯えるようになって。死の影は大きくのしかかってきて。健康ブームとかもその一環でしょう。

こう時代だからこそ、そういった歪みは、死と向き合う職業の人たちにますます大きくのしかかってきているのではと思います。

孤独死。急病による死亡や自殺。そして発見されないまま腐乱死体として発見される。
私は今ひとり暮らしだし、たぶん、これからもひとり暮らしが続くであろう私には他人事ではありません。
孤独に死んでいくのは、それは私も今までの生き方の結果だから、以って瞑すべしとは思っています。ただ、グズグズに腐って、後始末が大変な状態で発見されるのは困るなぁと思います。たぶん、掃除代を払わされるのは妹夫婦だろうし。あたしとしてはばっくれても構わないんだけど。でも、そうしたら業者さんにご迷惑だし。大家さんや不動産屋さんにも恨みはないので迷惑をかけたくはないし。

後片付けぐらいのお金をどこか解りやすい所に置いておけばいいかもしれない。でも、死の直前、そういう時は働けなくなってるかもしれないから、そういうお金に手を着けずに置いておける自信はないし。それに、腐乱死体のあった部屋というのは借り手がつきにくいだろうしなぁ。

なんか、体にセンサーでも取り付けておいて、死んだらすぐに連絡が行くようなシステムがあればいいんですが。

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