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2006/07/07

引越話その2~大家さん~

引越に向けて本の整理中。心を鬼にしてだいぶ本を捨る予定。
やっぱり整理しながら本をパラパラと読み返したり。特に捨てる本はこれが最後だとパラパラパラと。ちっともはかどりません。

高野秀行さんの『ワセダ三畳青春記』を思わず読みふけりました。三畳間。部屋をぐるりと見渡して、あと畳を一畳半削った広さを想像して。まぁ、荷物が少なくて、収納スペースがそこそこあれば何とかなりそうな気もします。起きて半畳寝て一畳とも言いますし。せいぜい季節の衣類とか必要最低限の家財道具なら。

『男おいどん』とか、『ワセダ三畳青春記』とか、あるいは昭和50年代あたりまでの青春物みたいな、アパートの住人同士が良くも悪くも交流するっていう事は、私の二十数年間の安下宿暮らしではありませんでした。

だいたい廊下に人の気配などしていたら、たとえトイレに行きたくても出て行かなかったし。
『ワセダ三畳青春紀』でも、ほとんど交流がなくて語られていない住人もいたみたいで、たぶん、私もそういう人間なのでしょう。

まぁ、住人との交流はなくても、家賃を払ったり、大家さんとは多少の付き合いはしなきゃいけません。
そして、長年の経験から得た安下宿のルールその1、として、「留守中に大家が部屋を開けて中を検めるのは覚悟せよ」というのがあります。
今でも散らかっていますが、昔の私の部屋は「内面の荒廃を映しているように荒れた」部屋でした。それで文句を言われる事はままありました。

まぁ、安下宿だとたいてい大家さんの住居兼用になっていますし、住民の部屋も自宅の一部という認識があるのでしょう。

家賃を溜めたりした経験はありませんが、そういう理由で大家さんとの関係は微妙でありました。特に本が多いのが大家さんの気になるみたいで、床が痛むだの、抜けるだのと文句を言われました。

一度など入居したとたんに出て行けと言われた事があります。それにしたって本は引越のたびにだいぶ処分していますし、せいぜいスチール本棚2本分くらいなのですが。(前後にみっちり、棚の上にも積み上げますが)
まぁ、カバンひとつで上京してきた人が最初に住むような安下宿だったのでしょう。

冷蔵庫を持ち込んだら、畳が傷むから禁止と言われた事もあります。で、物置に入れておいてやるからと言われて。で、冷蔵庫を抱えて物置に行こうとしたら、そのまま表に出て、ここに置けといわれて。粗大ごみとして出されてしまいました。さすがにカチンときて文句を言いました。そしたら出て行く時になったら新しいの買ってやるって言われて。退去する時によっぽどその話をしようと思いましたが、念書も取ってないし、すっとぼけられるだろうなと思って、そのまま出て行きました。

他の大家さん。
退去の時にエロ本をしっかりと紙袋でくるんでゴミに出しました。で、退去して。後日精算に行った時、そのエロ本がむき出しで下駄箱の上に積んでありました。嫌がらせかなぁ、それとももったいないと思ったのか。今だに理由が分かりません。

まぁ、大家さんによくして頂いた経験もたくさんあります。トータルだとそちらの方が多いです。

今回引っ越す物件は、完全に不動産会社が管理しています。オーナーさんがどこに住んでいるかも分かりません。もうそういうエピソードもないでしょう。
ちょっとさみしいなとも思ったりしています。

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