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2006/07/13

人生はデーヤモンド

引越で本の整理の話の続き。

書き忘れていましたが、篠原勝之さんも手持ちはぜんぶ残す本にしました。
と言ってもいちばん面白く読んだ『人生はデーヤモンドシリーズ』はもうだいぶ前に処分してしまいましたし。手元のあったのは『アイアンチャイルド』『蔓草のコクピット』、それからあとケンカの思い出を綴ったエッセイかな、それくらいしかないのですが。

おススメのオトコの安アパート暮らしエッセイを挙げよ、と言われたら、
椎名誠の『哀愁の街に霧が降るのだ』シリーズ、
篠原勝之の『人生はデーヤモンド』シリーズ、
そして、時代は下がりますが高野秀行『ワセダ三畳青春記』、
を挙げます。
しかし、『ワセダ三畳青春記』はどう考えても80年代の終わりから90年代を舞台にした本とは思えないんだけど。10年以上は時代がずれているような感じがします。

『人生はデーヤモンド』、情報何とかセンター版の単行本ではなく、文庫版のほうで初めて読みました。ひとり暮らしを始めたころで夢中になって読みました。ずいぶん影響も受けたと思います。

それから篠原勝之さんの本を色々買うようになりました。
『人生はデーヤモンド』の続刊、『デーヤモンドヘッド』、短編小説集の『嵐の中を赤犬が走る』とか。

で、色々本を読んでいると、どうやら篠原勝之さんはもともととても話の面白い人らしい、そして、ゴールデン街でその話術でけっこうゴチになってるらしいっていう話を読みました。

それからしばらくして「笑っていいとも」とかでタレントデビューされて、ブラウン管の中で動いている篠原勝之さん、「ああ、この人なんだ」と見てました。

『アイアンチャイルド』や『蔓草のコクピット』のカバーの篠原勝之さんの絵も好きなんですが、篠原勝之さんは鉄のゲージツ家。その、鉄の作品が風 雨にさらされ、朽ちていくところまでよしとされている態度がとても好きです。たいていの芸術は永遠を志向するものですが。それに背を向けるというのは並大 抵の決断じゃないと思います。
鉄の朽ちていくさまは私も好きです。私も鉄の街、斜陽の鉄の街生まれなんですが。

そういうオトコの安アパート暮らしエッセイ本。もちろんそういう本は青春記でもあり。

まぁ、青春なんてものはとっくに終わった、いや、青春なんてなかったかもしれない私。安アパート暮らしが終わるのは、私の人生、今回の引越でひとつのケリがつくのかもしれません。遅すぎるかもしれないけど。

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