百円ショップ
まぁ、新しい暮らしを始めると細々としたモノが必要になるわけで。
トイレつきだからトイレブラシも買わなきゃ、お風呂もついているから風呂椅子も買わなきゃ…という感じです。
ほんとはセンスを感じさせるちょっと高級な品物で固めたいと思うのですが、懐具合を考えても、なかなかそれもままならず、です。
以前、かわなか先生が「ひとり暮らしを始めるならドンキと百円ショップに行け」と話していたのを思い出して。ちょうどアパートからちょっと歩いたところにある商店街にダイソーを見つけて、覗いてみる事にしました。
実のところ、百円ショップというのは少し苦手です。旧居の近くにも小さい百円ショップがあったのですが。何度か利用した事もありますが、やっぱり安かろう悪かろうという品物が多くて、使っているとちょっと気持ちが荒んできました。
ちなみにアメリカ合衆国では昔から○○セントショップというのがあるみたいですね。
レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズの最終作
『プレイバック』(未完作品も入れると『プードル・スプリングス物語』が最終作になるけど)で、女と一晩過したマーロウが翌朝、その○○セントショップで買った
パーコレーター(だったかな?)で女にコーヒーを淹れてあげる、と。で、女が「あなたみたいな人がどうしてこんなに優しくなれるの?」とゆーよーなセリフ
を言います。で、それに応えてのマーロウのセリフがあの有名な“If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If
I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be
alive.”であります。角川映画のコピーになった「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」という訳文は少々議論があ
るようですが。この訳文は生島治郎の『ハードボイルド風に生きてみないか』(ワニの豆本?シリーズ)によると生島治郎の作だったかなぁ。ハヤカワ文庫の『プレイバック』の方は清水俊二の訳で
また違うのだけど。いや、生島治郎は『プレイバック』そのものの翻訳はやっていないはず。
いや、閑話休題。
そのダイソーのお店はけっこう広くて品揃えもいいみたい。台所の三角コーナー、食器の水切り籠、皿たて、お風呂の椅子、桶なんかを購入。お風呂の椅子は120キロまで耐えられる奴を売っていたのでそれを購入。300円だったけど。
それだけ買ってもほんとこのお値段なのかなのという感じでした。
色が選べる物はなるべく半透明の奴にしました。なんとなく今は半透明が好きです。
カーテンを売ってるお店も見つけたのでカーテンも購入。ライトグリーンの品物。
防炎で遮光一級とかいう品。遮光性能は規格があって何段階かに分かれるみたい。
一級はいちばん遮光性があるようで、カーテン自体は暗幕みたいに光を通しません。ただ、カーテンの隙間とかから光が漏れるし、玄関側から光が入るので真っ暗にはなりませんが。
しかし逆に普通の家庭雑貨系のお店が見当たりません。まぁ、いざとなったら旧居近くの雑貨屋さんに行ってもいいと思っています。旧居の近くのスーパーで買っていたデカパンも同じのを補充したいし。
しばらくは舞い戻りたくありませんが…。
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